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永遠に消えない夢/Wait&Hope

遅咲きの少年が見続ける夢


大きな夢をみることにした

永遠に消えない夢を


少年だった頃 

暗くなると不安になって

日が沈むと家に帰った

友だちといると時間を忘れて

明日が来るのが待ちどおしかった

さよならなんて言いたくなかった

学校が何より大好きだった


家に帰ると夕食のいい香り

お母さんはいつも家にいてくれた

お父さんはとても優しかった

お姉ちゃんと話すのが好きだった

白い犬が迎えてくれた


時が経って家を出た

電話だけの会話

嫌っていたわけじゃない

避けていたわけでもない

これが大人になることだと思ってた

気が付けば7年ぶりの再会

時の重さに心を打たれた

人の変化に涙がこぼれた

お母さんはお婆さんに

お父さんはお爺さんに

お姉ちゃんはお母さんになっていた

白い犬は死んでいた


夢はオレをさらに遠くへと運んだ

国を出たあの日

受け取らなかった母からの餞別

父からの謝罪

真夜中にみる夢の中

オレは家族と話す

少年の頃のように


オレは生き続ける

大きな望みを叶えるためだけに

誇らしく彼女を 家族に紹介する

そんな日が必ず 来ると信じて

それは永久に輝きつづける 

永遠に消えない オレだけの夢


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