独りだけ影の外/Waiting
多くの夢を持って 希望を抱いて 情熱を燃やして生きて来た青い時代
殆どが砕け散っても 地面に転がる破片を拾おうともせず ただ生きた時代
幾つかの時代が終わりを告げ 新しい時代が幕を開ける
いつだって準備はできていた いつだって準備はできていた
しかし与えられることはなく 叶えられることもなく
言葉にならない嗚咽だけが零れ落ちた 独りだけ影の中
時の流れを恨むのか 過去を振り返ることに時間を費やしてしまうのか
自惚れや強がりやエゴの強さに 呼吸を失い潰された時代
自分の作った規則に縛られて 傷つけられて それでも変わることが出来なかった時代
幾つかの時代が終わりを告げ 新しい時代が幕を開ける
いつだって準備はできていた いつだって準備はできていた
ただ魔の時間は いつまで経ってもやってはこなかった
声にならない叫び声だけが暗闇に響き渡った 色のない世界の住人
何かを非難することが癖になり 好きなものすら憎んでしまった時代
正しい答えだけを探して 間違いだけを見つけて繰り返した時代
そんな時代も終わりを告げ 新しい時代が幕を開ける
流れを変えるしかない 流れを変える必要はない
どちらの答えを選ぶのか どちらの答えが正しいのか
私はどこにいるのか 私は誰になろうとしているのか 私はまだ私でいるのだろうか
私はもうそこにはいないに違いない もし私がもうそこにはいないのなら
誰が何を気にするのだろうか……