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少しの強がり/Wait


もう終わりだと思った瞬間 勝負は決まる

最悪の終焉を想像して 震えあがる人々 そして現実を引き寄せる


恐怖 恐怖 恐怖 恐怖 消すことのできない恐怖が襲う

そんな恐ろしい言葉に ただ震えあがる人々 そして現実を引き寄せる


苦しい状況に陥ったとき 這い上がることは容易ではない

心が死んでしまいそうなとき 簡単には 明るい気持ちになんてなれるわけがない


散々愚痴と弱音を吐きだした夜は やがて消えて行き 新しい朝を迎える

心の中に流れる悲しい旋律 地獄の世界で踊ったあとは

あの子の気まぐれな微笑みが助けてくれる


妄想 妄想 妄想 妄想 

そんな白昼夢に ただ笑みがこぼれ そして現実を引き寄せる


彼女なんていなくても 震えあげるような現実を引き寄せたとしても

その長く重たい時間は 一瞬で蒲公英の綿毛のように何処かへ飛んでいく


一瞬と永遠に違いがないことを理解していれば

今朝見た夢と三年前の経験に違いがないことを理解していれば


ここからが始まりだと思った瞬間 勝負は決まる 

優しい光が人々を照らす 自分が苦しいとき おまえは誰かに優しくできるのか

心の余裕が生まれる瞬間 それはいつだってほんの少しの強がりから生まれてくるものだから


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