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巌窟の王/Wait
始まりの歌。確固たる決意を燃やし続ける自分への誓いの歌。
箱の中に閉じ込められたオレは
呼吸を探す
自由を求めたオレは
そんなもの必要ないことに気付く
全ての敵に打ち勝ちたかったオレは
自分を孤独に落とす
本当はあの子の微笑みが欲しかっただけのオレは
過ぎ去ってしまった日々を思い出す
巌窟王になりたかったオレは
生きる理由を必死でつくる
絶望を幻だと笑い飛ばし
見えない希望を真の友だと肩を抱く
オレは再び歩き始める
じめじめと湿った土の上を
足跡をしっかりと残しながら
オレは止まり方を忘れてしまった暴れ馬
疾風の如く敵陣を駆け抜け 空よりも高く舞い上がり 咆哮する
たとえ隣に誰もいなかったとしても
たとえ残された時間が
終わりのない拷問だったとしても
オレは待つ そして望む
道草を食ったとしても 休息を取ったしても
辿り着く場所はいつもそこにあると信じて
絶望を幻だと笑い飛ばし
見えない希望を真の友だと肩を抱く
オレは笑う
絶望に苦しんだものだけが
至福の極致を経験できると信じて