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異世界配信スローライフ ~原価10円のポップコーンでボロ儲け! 現代ガジェットで悪徳商人を論破します~  作者: マロン64


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第五十話 キングヒドラの素材とクリスの怒り

クリスが不憫だったのでちょっと文字数を使いました。

 朝起きると皆が裸でキングサイズのベッドでもみくちゃになって寝ていた。

 俺にしがみついて寝ているのは、ルルとパメラだ。

 パメラは最初から快感を感じていて、調子に乗っていたら他の皆が嫉妬して搾り取られたよ。


 俺はコンコンとドアをノックする音を聞いて、皆を起こそうとするが全然起きない。

「どうぞ!」

 

 無言で入ってきたのは、メイドさんではなく……。

「く、クリス……」

「ユウキ、お久しぶりですね」

「い、いや、久しぶりじゃない気が……」

「私はユウキランドで必死に働いていたのに、ユウキは皆と夜の運動会」


 クリスの顔は笑顔だがとっても圧がある。

 だが、途中から表情が崩れて、目が潤み始める。

「私は要らない子ですか?」

「クリス! 悪かった。この通りだ!」


 俺は急いで皆を押しのけて、土下座をする。

 あ、他の皆も起きた。

 パメラ以外の皆はあわあわしながらクリスをとりなす。


「私は! ユウキを心配していたのに! みんな私を忘れて、ユウキとイチャイチャして!」

「クリス、ご、ごめんなさい」

「クリス様、本当に申し訳ないですわ」


 ルルとエメリアがクリスに必死で謝るが聞いてもらえない。

「皆、正座!」


 この後鬼の表情になったクリスがパメラ以外を正座させて、説教を始める。

 オレンさんとパメラはどういう事? という顔をしていたが、

 説教は小一時間ほど続き、途中でメイドさんが様子を見に来る頃には号泣するクリスをみんなで慰めていた。


「ユウキ殿、その、大丈夫か?」

 皆でグラリア伯爵の邸宅の食堂に行き、ご飯を食べるが、空気は重い。

「まあ、その、何て言いますか」


 クリスの眼光が鋭く俺に突き刺さるのを見た、グラリア伯爵は無言で察したのか、後で話があると俺に言って書斎に戻って行った。


「クリス、心配してくれていたのに、除け者にしてごめんな。ちゃんと、今度夜の時間を取るから」

「本当ですか?」

「ああ、本当だ」


 こうして謝り倒した俺は何とかクリスの笑顔を見ることができた。

 ルル、アリア、カゲ、カレイナ、エメリア、オレンさんも何とか許してもらえてホッとした顔をしている。


 俺はグラリア伯爵の書斎にメイドさんの案内で向かう。

「入ってくれ」

「はい、失礼します」


 グラリア伯爵は少し疲れた顔をしていたが、俺の顔を見ると笑顔になった。

「クリスとは仲直りできたか?」

「はい、何とか」

「そうか。ではキングヒドラ討伐おめでとう。ユウキ殿の多大な貢献や最後の判断のお陰で犠牲無く倒せたと聞いておる」


 そんなことはないけどな。俺は精々毒霧の処理や最後に良いところを持って行っただけだ。


「私の貢献は少しだけです。逆に良いところを持っていかれて怒っている人はいないですか?」

「そんなことを考えておる者はおらんよ。ユウキ殿が倒れて皆心配しておったしな」

「ありがとうございます」


 そこからはキングヒドラの素材の配分となる。

 グラリア伯爵は竜種キングヒドラの素材は全てが宝だと言っていた。

 冒険者ギルドやグラリア伯爵が買いたい素材は山ほどあるらしい。


 どこまで素材を売れる? と聞かれて、俺はすぐに答える。

「俺の貢献はそこまで大きくないです。素材は全て売りましょう」

「何と⁉ 武器などは作らないのか? キングヒドラの鱗や牙、内臓なども雷属性の武器を作るのに必要になるぞ?」


 うーん、武器か。俺は前に立って戦う気はないからな。

「うーん、必要でしょうか?」

「今回のキングヒドラのようにアイテムボックスが効かない敵もいるのだ。持っておいて損はないだろう」

「ならルル達の分の武器と私の分の武器のために必要な素材をもらいましょうか」

「うむ、それがいいだろう」


 キングヒドラの鱗や牙は防具と武器に使われて、内臓などは錬金術師に渡されて、雷属性を付与されるために使うらしい。

「ユウキ殿は剣や槍は不向きだろう。杖などを使ってはどうかな?」

「それはいいかもしれません」


 ユウキランドに帰ったらドワッフさんに相談だな。

「それでキングヒドラの素材は恐らくだが、大白金貨、十枚以上になるだろう」

「え? それって一億円くらい?」

「円とは、日本の通貨か? まあ詳しくは知らんがそれくらいだろうな」


 これはとんでもない収入だな。まあユウキランドに還元しよう。

 その後は、ユウキランドの産業であるシチランオークの話になった。


「あの肉は私が今まで食べた肉の中で一番美味かった。ドラゴンの肉と同じくらい美味いだろうな」

「そこまでですか……」

「しかもそれを量産できるのだろう? 全く古の賢者は恐ろしいな」


 それをワイバーン便でバルクの街や王都に届ける。

 アイテムボックスを使えるから、腐る心配もない。

 エルグランド王国とは反対の方向のアルクアラウンド帝国にも販路を広げられる。

 夢が広がりすぎる。


「これからはユウキランドがエルグランド王国の王都やアルクアラウンドの帝都よりも栄えるだろうな」

「そんなことはわかりませんよ」


「そういえば、エルグランド王国の王都にはいつ頃行くのだ?」

「え? すぐには流石に行けないと思いますが?」

「行け! 王様を待たせすぎだ。流石にそろそろ行かないとまずい」


 うーん、確かにそうだな。王様も神聖の森に来てくれたし、俺も王都に行こう。

「分かりました。連れていくメンバーはこちらで決めてもいいですか?」

「そうだな。カレイナは連れて行った方がいいぞ。冒険者としての顔が利くからな」

「確かに。後は……クリスも連れて行った方がいいですね」

「うむ。また怒らせたくないのならな」


 そうだな。後はエメリアも着いてくるって言いそうだな。

 カゲとルルはお留守番かな?


 俺が独り言にメンバーについてブツブツ言っていると。


「いや、メンバーは自由に組めるのではないか?」

「え、何ででしょう」

「はあ……。ユウキ殿には転移魔法があるのだから馬車で距離を稼いで、夜だけ神聖の森に帰ればいいではないか?」

「あ、なるほど」


 転移魔法、マジで忘れるんだよな。

 何でだろう。


「しっかりしてくれ。ユウキ殿」

「はい……」


 次回王都への旅路。



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