第三十七話 スマホ沼にはまる王様たち
今日は水着回でもあります!
まず、スマホをどう使うか、王様たちに説明する。
「これはスマホと言って、遠くでも誰かと話したり、風景を切り取って配信したりできるんです」
「ほうほう。お主の配信がこの小さな板で見れたりするのじゃな?」
「遠くで話すのはどうやるのですか?」
遺跡の中にあったスマホに王様とアリアーシュ男爵令嬢とグングニル男爵とイリス第一王女のアカウント登録をして、使い方を説明する。
まず、文字を打つ操作が難しそうだ。フリック入力を教えたり、文字を打つチャットアプリやスタンプを押す操作を教えると、スタンプ爆弾を送り始める。
「わっ! 通知が凄い来た!」
「はっはっは。わしのスタンプ攻撃じゃあ!」
「王様、程ほどにしてくださいね」
ルルとカレイナとクリスとエメリアにもスマホを渡す。
カゲはスマホはなくとも俺の配信を見れるならいいと断られた。
皆は女子らしいチャットを一緒に送り始める。
それだけならいいのだが、何故か俺に対してすごく心がときめくチャットを送ってくる。
「愛してる♡」
「配信と私のどっちが好きですか?」
「今夜、部屋で待ってますわ♡」
ルル、クリス、エメリアの順番にチャットが送られてくる。
う、うん。既読スルーしようかな。
だがみんなは近くにいるので視線が俺に突き刺さる。
「なんで返事しないんですか?」
クリスの冷たい視線が恐ろしい。
グングニル男爵は指が太すぎて、スマホの入力は苦手なようだ。
「ぬおおおお! 剣を振るより百倍むずかしいぞ!」
異世界SNSとか作られたらみんな沼にはまるだろうな。
まあそれはいつか作ってみたいけど。
次に電話の仕方を教えると少し離れて、皆話はじめる。
「これで遠く離れた家族とも話せますわ!」
「宰相とも通話できるのう」
だがスマホは便利だけど、それだけに頼ってはいけないという事も言い含めておく。
「スマホは便利なんですけど、現実の人間関係も怠ってはいけませんよ」
「それは確かにそうですわ」
俺の一言にイリス第一王女が一番に反応してくれる。
まあ、スマホゲームやSNSにはまりすぎると悪影響を及ぼすからなあ。
スマホゲームはこのスマホに入れない予定だ。
これは俺のエゴだけどな。
配信の設定も古の賢者のコウダイ様が簡単にできるようにしてくれていた。
皆は配信の設定を済ませて、自分のスマホで配信をし始める。
遺跡のスマホがたくさんある部屋のモニターに配信が表示されて、皆は色めき立つ。
「私が映っていますわ!」
「ルルも映ってる。ブイ!」
アリア―シュ男爵令嬢とルルがスマホに向かってピースしてる。
うん、とっても可愛い。
スマホは異世界の人にも受けそうでよかったよ。
さあ、遺跡のスーパー銭湯に行こうかな。
「騎士さん達も一緒に銭湯に行きませんか?」
「良いのですか?」
おつきの女性騎士の団長らしき人が答えてくれる。
釣り目だが、表情は柔らかい。
身長はすらりと高く女性的な膨らみも大きい。
名前はクラナさんというらしい。
「古の賢者が残した銭湯は楽しみだのう」
「陛下、お背中は私が流しますぞ」
エルグランド王国の王様とグングニル男爵が肩を揺らして笑っていた。
俺たちはスーパー銭湯に向かった。
スーパー銭湯の中身は炭酸風呂、露天風呂、サウナ、水風呂、岩盤浴、電気風呂、泡風呂など多岐にわたる。
俺はあらかじめ用意されていた水着をみんなで着るように指示して、脱衣所で服を脱ぐ。
男用の水着はトランクスやボクサータイプの水着だ。
女の子用の水着はビキニタイプや、スポーツブラの様な種類が用意されている。
さあ、覚悟を決めてスーパー銭湯に入ろう。
俺たちはスーパー銭湯の中を見渡す。
綺麗なお湯の中に、炭酸風呂、外には露天風呂、サウナ室、水風呂、岩盤浴、電気風呂、泡風呂などが用意されていた。
ルル達も着替えて入ってきた。
「ユウキ、どう? ユウキのためにこれ着てきた」
トップバッターはルルだったが、何故かスクール水着を着ての入浴だ。
ルルの尻尾が機嫌よく揺れている。そういえばルルは猫獣人なのにお湯を嫌がらないな。ルルの女性的な膨らみがとても大きくて鼻血が出そうです。
「おう、とってもキュートだ!」
「むふ~!」
クリスはスポーツブラをつけて、金髪をほどいた状態で入ってきた。
「ん~。ちょっと恥ずかしい……」
「クリスもよく似合ってるぞ!」
クリスは細身で金髪美少女だ。猫目が恥ずかしそうに垂れていて、ちょっとセクシーだなと思った。
「私はどう?」
次はカレイナだ。銀髪をポニーテールにまとめてうなじがとても綺麗だな。
ビキニタイプの水着を着ていて何だかゴージャスに感じる。
「おう、カレイナもとっても似合ってるぞ」
「フフフ、他の皆もほめてあげてね」
次はカゲだ。百八十センチの長身を揺らした、モデル体型を活かした黒髪が神聖なものに感じる。ポニーテールだがサイドテールもあり、カゲの雰囲気に良く似合っていた。
「むう。水着とやらは窮屈じゃのう」
「悪いな、カゲ。でもよく雰囲気が出てるぞ!」
カゲはそれを聞いて、尻尾を揺らして機嫌良さそうにお湯に入って行った。
ルル組の最後は、金髪をドリルのようにカールさせたツインテールの聖女エメリアだ。
スポーツブラを着ていて、隠し切れない豊かな丘と腹筋が出ていて魅力的だった。
「ユウキ様。その、どうですか?」
「おお、エメリアもスポーツブラか! よく似合ってるぞ。お腹の腹筋もセクシーだな」
「ムフフ~! ありがとうございますですわ~」
次はアリアーシュ男爵令嬢だ。
ピンク色のブロンドと言うべき、ポニーテールをほどいた長髪の目が大きいモデル体型の長身だ。
オレンジ色のビキニを着ていて、例に漏れずお胸が大きい。
アリアーシュ男爵令嬢は何故か俺に抱き着こうと走ってくる。
「アリアーシュ男爵令嬢! お風呂の中では走ってはいけません」
「む。何故ですの?」
「滑ったら危ないですよ」
「むう、わたくしの魅力で悩殺してしまおうと思いましたのに」
笑顔でとんでもない事を言い出すアリアーシュ男爵令嬢だったが、ほっぺを膨らませて文句を言い出す。
「私の事はアリア! と呼んでくださいまし。いい加減他人行儀ですわ」
「わかりました。アリア、オレンジ色のビキニが良く似合っているよ」
「フフ♡ この後の夜は期待していますわ♡」
何をだよ! 怖すぎる。アリアとイリス第一王女がいる時は夜の大運動会はなしだと通達しておこう。
イリス第一王女も入ってきた。
イリス第一王女は銀色っぽい白髪をボブにしたお茶目な雰囲気の女性だ。
イリス第一王女にもイリスと呼んでくれと言われるが断固拒否だ。
「流石に王女様を呼び捨てにはできません」
「アリアの事は呼び捨てにしているのに? 不敬罪で訴えようかしら」
こ、コワイ。権力者怖い!
「分かりました! わかったから、イリス」
「フフフ、それでいいのですわ」
イリスの銀色っぽい白髪と王族らしい黒と金色の刺繍が入った水着はゴージャスでよく似合っていた。
それを伝えると、イリスは少し恥ずかしそうにそっぽを向きながら照れていた。
最後はクラナさんだ。
「こ、この服は防御力がない!」
「それは水着ですからね」
クラナさんは赤髪をショートにした、男性的な髪型だ。
水着は何故かスクール水着にしていて破壊力が高い。
「クラナさんもスタイル良くて似合ってますよ!」
「くっ、恥ずかしい」
頬を真っ赤に染めながらいそいそと体を洗いにクラナさんが行っていた。
さあ、俺も体を洗ってお風呂に入るぞ!
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