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異世界配信スローライフ ~原価10円のポップコーンでボロ儲け! 現代ガジェットで悪徳商人を論破します~  作者: マロン64


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第三十二話 スイカと異世界取り寄せ機能

バーキン、リアルに一度も食べたことないw

 俺はスイカをアイテム冷蔵庫で冷やしつつ、ゆったりとした時間を過ごす。

 コボルト達は寂しかったのか、俺に引っ付いて離れない。

 スラとライムは俺のソファーになってくれていた。


「これは人をダメにするソファーだな」

「何、それ」


 ルル達が興味を持ったのでママゾンで売られていたものを出してやる。

 二個買って、リビングに設置する。


 ルルは恐る恐るソファーに触れて安心したのか、ぼふっとソファーに倒れこむ。

 あ、動かなくなった。

 片方のソファーはメイド長のフランシスさんがキャッキャ言いながらソファーに倒れこんでいた。


「ルル、独り占めはずるいですわ!」

「これ、危険。ルルだけが使う」

「クリス、どうにかしてくださいまし」


 クリスはあわあわしているし、ルルとエメリアは何だかんだ仲が良い。

 俺たちはゆったりとした昼の時間を過ごした。


「さあ、スイカを食べるぞ~」

 皆、人をダメにするソファーに座り込んでいる。

 スラとライムが嫉妬して大きくなってソファーの真似をしたので、カゲとエメリアとクリスはそっちに座り込んでいた。


 カレイナは俺のスイカに興味津々でこちらに来ている。

「フフフ、今ならユウキを独り占め」

「スイカを切るだけだぞ? そんなに面白くないけどな」

「いいの」


 カレイナは街ではSランク冒険者として堂々としているが、家の中では甘えてくる。

 夜の大運動会で一番先にダウンするのは実はカレイナだ。


 俺は冷やしたスイカを切り分ける。

「えっ?」

「? どうしたの?」


「いや、このスイカ、種がないんだ」

「それの何がおかしいの?」

「普通はびっしりと種があるんだよ」


 スイカを切った時の綺麗な赤い実はそのままだが、種がない。

 もしかしたら柿とかも種なしで作れるんじゃないか?

 ん~でも、異世界で育てたからかな。味見してみたが甘さが半端ない。


 カレイナは一口食べて、驚いた顔をする。

「驚いた。自然の甘みが強くて美味しい」

「そうだよな」

「これ、魔力を回復する効果がある」

「え?」


 それはとんでもないな。まあ俺も転移魔法を使った時にちょっと疲れた感覚があったんだけどそれが無くなった。実はとんでもない食材かもな。

 切り分けてみんなで食べる。


「美味しいか?」

「美味しい! これ、ずっと食べたい」

「甘みが凄いです。これが野菜ですか?」

「わらわも好きな甘さじゃな」

「お口の中が幸せですわ~」


 フランシスさん達にもあげるととびっきりの笑顔を見せる。

 異世界配信のコメント欄がざわつく。


 くう。神聖の森に行きたい!

 俺たちもリア凸? するしかなくないか。

 もう旅の準備は終わっていますわ!

 孫よ! わしも行くぞ!


 いや、グングニル男爵とお孫さんはステイ。

 頼むからリア凸はやめてくれ。


 次に育てる野菜や果物を現代地球の配信に聞く。


 うーん、やっぱりイチゴじゃね?

 シャインマスカットとかどう?

 にんにくとかニラとかもいいかも。

 じゃがいも! 果物だったらユウキも行ってたけど柿とかかな。


 スイカをみんなで味わってから森の中を広げて、畑も広げる。

 庭の中に納まりきらなくなってきたな。

 果物ゾーンと野菜ゾーンに分ける。


 じゃがいもって前作ってたっけ? 覚えてないなあ。

 カレイナとルルとカゲが魔法と斧を使って森を広げる。

 いつか移住者が来た時用に建材はいくらあってもいい。


 畑は俺がうねを作り、クリスとエメリアがじゃがいもの種芋とか種を植えてくれる。

 フランシスさん達は液体肥料を薄めたものを後から掛けてくれる。


「やっぱり成長速度が速いよな」

「これ、神聖の森だからってことはないですか?」

「いや、ユウキの肥料も異常。神聖な魔力を感じる」


 俺の疑問にクリスが答えて、カレイナが指摘してくれる。

 なるほど、俺のスキルはマリア様が準備してくれたものだから神聖な魔力が宿るのかな?


 とにかく三日間様子を見ようという事で、後は家でダラダラする。

 俺は久しぶりにハンバーガーを食べたくなった。


「ハンバーガー作るか」

「ハンバーガー?」

「何ですか! それは!」


 ルルの呟きにメイド長のフランシスさんの食いつきが早い。

「パンの間に焼いた肉を挟んで食べるんだ」

「あ~」


 皆ちょっとがっかりしてる。何でだ?

「バガという似た料理はありますが、固焼きのパンしかないので女性には人気がないのです。そ、その固すぎて」


 なるほどな。じゃあ俺が美味しいハンバーガー作ってやらあ!

 と思ったのだが、毎回一から自分で作るのはしんどい。

「ママゾンにお店の取り寄せとかないのかな」

『それ、良いですね!』


 あ、マリア様の声がした。

『ピコン! ママゾンにお店の取り寄せ機能を追加しました!』

「さあ、どこのハンバーガーにしようかな?」


 ちなみに俺は岐阜に住んでいたが、バー〇ンなんて洒落た店は遠くのショッピングモールにしかない。

 だからマッ〇かモ〇しか選択肢はなかったのだ。


 今の気分はマッ〇! ダブルチーズバーガーとフライドポテトのLサイズでいいか。

 皆の分は無難にチーズバーガーにした。足りなかったら、後で買い足せばいい。


「さあ、これが俺の世界のバガだぞ!」

「これは……包み紙に包まれています」

「包み紙に印刷? これを手作業でやっているのですか⁉」


 いや、違うよ。てかなんで包み紙に注目してるんだ。

 俺は皆の前でかぶりつき、うーんと声を出す。

「やっぱりこれだよ! これ! これとコーラが美味いんだ!」

 ちなみに飲み物は白ブドウも好きだ。砂糖ドバドバだがそれがいいんだ。


「まあ! パンが柔らかい! お肉もジューシーです」

「チーズの相性がいい」

「こっちのフライドポテトも美味いのう」

「交互に食べるとたまりません!」


 皆嬉しそうにチーズバーガーにかぶりついてるな。

「? ユウキのバガ、ちょっと分厚い」

「これはダブルチーズバーガーだぞ」

「ちょっと食べたい」


 ルルが食べたがるので新しいのを買おうとするとあーんと口を開けるルル。

 え? あーんするの?

 他の女性陣も羨ましそうな顔をする。


「じゃあ、ルル、あーん」

「あーん。ん! こっちも美味い!」

「ユウキ、次は私」

「ずるいです。私も」


 カレイナとクリスがごね始めて、俺のダブルチーズバーガーは食べつくされました。

 しょうがないから追加で買ったよ。

 でもみんな笑顔だな。たまにはこういう手抜きも悪くない。


 その後は風呂に入り、三日間ゆったりとした時間を過ごした。


 ピンポーン!

 朝から家のインターホンが鳴る。

 なんだ? こんな朝から。

 俺は開けて絶句する。


「来ちゃいました♡」

「これがわしの孫じゃ!」


 グングニル男爵とアリアーシュ男爵令嬢の登場だった。

 次話、リア凸が止まらない!



小説をいつも読んで頂きありがとうございます。面白かった、また読みたいという方は高評価やブックマークをお願いします。作者の励みになります\( 'ω')/


⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎を★★★★★にしてくださると作者が大変喜んで更新頻度が増えるかもしれません。よろしくお願いします。

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