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異世界配信スローライフ ~原価10円のポップコーンでボロ儲け! 現代ガジェットで悪徳商人を論破します~  作者: マロン64


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第十一話 神聖の森に行く

デッデッデデデデン!

「これがホルモンからの賠償金じゃ」

「ありがとうございます!」


 翌日、商業ギルドの支部長バンズさんから賠償金を受け取る。

「金貨五十枚とは太っ腹ですね」

「そうなのか?」

「そうじゃの。それだけホルモンを捕らえるために皆必死だったという事じゃ」


 クリスと俺とバンズさんで口々に話す。


 ちなみにクリスは同じ寝袋で寝ていた俺とルルを見て、金切り声をあげていた。

 俺は悪くないのに、何故か正座で説教された。

 ルルは痺れた俺の足をつんつんして遊んでいた。

 お前が悪いんだぞ、ルル。


 今日はバルクの街の冒険者たちと街のおばちゃんたちが見送ってくれた。

 

 全く、森で暮らすなんてもったいない!

 またバルクの街に来て、ぽっぽこーんを食わせてくれよ!

 来なかったら神聖の森に行くからね!


 皆ぽっぽこーんを食べたいみたいだ。でもこれは俺の譲れないポリシーなんだ。許してくれ。


 コビーさん達のパーティーは全員来ることにしたみたいだ。

 ガンドさんは嫁さんの許可が出なかったらしい。

「また来いよ!」


 悲しそうな顔をしながら見送ってくれた。

 天気はあいにくの雨だった。



 だが俺たちは気づかなかった。背の高い耳長の女性が空を飛んでいることを。




 街を出ると歩いていくには時間がかかる。

 そこでスパチャの出番だ。


「もうバルクの街から見えないよな?」

「ああ? 何をするんだ?」

「俺のスキルであるものを買うんだよ」


 ママゾンでは車も売っている。予算的には二百万円くらいだ。

 だから俺が買うものは一つ!


「け、い、と、ら‼」

「けいとら?」

「何ですか、それ?」


 日本の農業を支える車であり、アメリカの農家にも愛されている荒れ地を諸共しない車と言えばこれだ!


 これにはコメント欄も大盛り上がりだ!


 マジかよww 異世界まで来て軽トラww

 うちのじっちゃんが乗ってたw

 うちはまだ現役だww


 タイヤがオフロード仕様の軽トラを探すとすぐに見つかる。

 値段は百四十万円だ! 行けるな。


 コビーさんのパーティーは五人だから荷台に乗ってもらう。


 ちなみにコビーさんは前衛のタンク役で、フレイという女性が剣士だ。

 男性のアーシアさんが魔法使いで僧侶で女性のキルリアさんが回復役だ。

 弓使いのポリーさんは女性である。


 女性が多いパーティーで神聖の森についてくるのは不満が出るのでは? とコビーさんに言ったのだが、逆だと言われた。


「ユウキが出すものがみんな珍しいから、好奇心が湧いてるんだよ。まあ一生森に住むわけでもないし、俺たち金はある方だからな」


 コビーさん達のパーティー、鬼に金棒はCランクパーティーだが若手の有望株と言われていてそれなりに稼げているらしい。


 ソロでBランクのルルとも仲が良く、ルルを心配してついていくと言っているメンバーもいるみたいだ。


「ユウキさん、ルルちゃんに手を出すなら覚悟しな」

「ルル様は私たちの憧れですわ!」

「ルルちゃんが見込んだ男は見定めなきゃね~」


 フレイさん、キルリアさん、ポリーさんは圧力を掛けてくる。

 アーシアさんは無口らしい。魔法使いが無口ってどうなんだ?


 

「ユウキをいじめないで」

「ルル~」

「ユウキはルルに甘えない!」


 ルルが庇ってくれるところを甘えたらクリスにパチンと頭をはたかれた。

 それを見てコビーさん達は笑っている。

 ちょっと空気が緩んだところで何気なく、上を見上げると空に女性がいた気がした。


 あれ? 今空飛んでる女性居なかった?

 

 コメント欄もざわつくが一瞬しか映らなかった。

 まあいいか。軽トラを買おう。


「いでよ! 軽トラ!」

 ぽちっとな!


 白くて荷台が見える小さいトラック! 

 まさしく軽トラだ!


「これ何!」

「はあ~ユウキはやること成すこととんでもないわ」


 ルルは驚き、クリスは呆れていた。

 コビーさん達は固まっていたよ。


「ルルとクリスは助手席、いやこっちの席に乗ってくれ。他のみんなは荷台に乗ってください!」

「ユウキ、これは何なんだ?」


 コビーさんが呆れた顔で聞いてくる。

「これは馬なしで走れる道具です」

「古代に存在したと言われる古の魔道具か?」

「まあそんな感じです」


 コビーさん達は荷台に乗せ、クリスはルルを膝抱きにして乗ってもらう。

「行くぞ~!」

 心の中ででっででででん、と効果音を鳴らしながらぬかるむ道を走っていく。


「うひゃ~! 馬車より早いわ!」

「馬車より揺れない~」

「これはデザインはともかく古の魔道具ですわ。何故、ユウキさんがこれを持って?」


 フレイさんとキルリアさんとポリーさんが歓喜の声をあげている。

 アーシアさんが魔法で雨を防いでくれているので荷台でも安全だ。

 コビーさんは遠くを見つめていた。何かカッコいい。


 軽トラは簡単に神聖の森まで進み、歩きで一日かかる所を三時間で着いてしまった。


「ここからは歩いていきますよ」

 俺はアイテムボックスに軽トラをしまい、神聖の森へと進む。

 ルルは俺の前を歩き、警戒をしている。


「あれは古の賢者の再来……?」

 空から何かが聞こえた気がした。



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