NO、1-2
なんだ!?
「そいつ」は馬鹿か?
俺は依然として、腰をジベタに座った(?)まま、呆然と「ソイツ(引っ掛かった奴)」を見上げていた
「あ、あの・・・大丈夫?」
「オマエ、ダイ、ジョウブニミエ、ルノカ?」
そ、そうですよねーうん。大丈夫には見えないよ。そりゃ
「タス、ケロヨ」
いやーそう言われてもね・・・ねぇ?
「で、でもどうやって?」
普通は聞くだろ、どうなってるか分からないしそう思って続けた
「た、助けたいのは山々だけど、どういう風に引っ掛かってるか解らない・・・見える範囲でいい。教えてくれないか」
「カンガ、エロ」
えー?
無理無理、考えろって言われてもなー、
「ショウガナイ、テヲカセ」
俺は、この「人話聞いてんのか!!?」っていう感情を抑えながらヨワヨワと立ち上がって、恐る恐る手を伸ばした
「39」
・・・さんきゅー?、サンキューか、つくづく解らねぇなこいつ。とかどう見ても届かないだろこれは・・・と、その時
ビュン
と、何か黒いものが俺の腕を掴んだ。「ソレ(黒いもの)」は俺を宙へと浮かせ、止めた
「ジーメイー、タフアロメヤ」
俺はただで訳も分からず宙に浮いていて「イミフー」なのに
はたまた、「イミフー」な言語を使われたわ困り困りまくって、思考回路が壊れる
「スマンナ、コイ、ツガマタカッテニ」
これ以上、混乱させないで。
「わぁ、わぁ」
俺は動転し過ぎて「日本語」話せなくなっていた
「ジョイカジーメイータフア!!」
ドスン、という大きな音共に「ソイツ」が倒れこんできた
もう「どうやって?」と言う、疑問さえ俺の脳裏を掠めない
「あーぁ痛ってー・・・」
にしても、見た目の割に重かった
顔を上げると、ソイツがてを差し伸ばしていた
「タテ」
はいはい、と。なんだか解らないが、動転していた心のパラメーターが平衡に戻っていた
「オマ、エノコ、コロヲオチツ、カセトイタ」
「はい?」
何の超能力?けど、なぜか、気持ちは落ち着いている
「オマエ、ココカラニゲナイトアブナイ」
ドーン
隣の教室が割れた
そう、ガラスをたたき壊したときのように
そして、「ナニカ」が入ってきた
なんか登場