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【幼少期編・6歳】ギルの前世

ギルベルト=クロウド(ドントゥール) 現4歳

ドントゥール侯爵家の末っ子で

ゲームの攻略対象者の一人である。


妾との間に産まれたギルベルトは

母親と兄弟に受け入れられなかった。

産みの母親は追い出され

頼れるのは父親だけだったが

父親は王国騎士団に所属し家を空ける事が多かった。


ドントゥール侯爵家の後継者は長男。

クロウド侯爵家の後を継ぐと末っ子は格上の人間となる。

大反対する母親を押し切り

父親はクロウド家の養子縁組への話をすすめるが

一人娘のティアナはギルベルトを受け入れなかった。


国の最高峰として君臨するティアナの父は

世界最強を誇る魔法騎士であり

最高峰の"大魔導師"と呼ばれる賢者である。


そんな国王にも一目置かれる彼が

世界で唯一、逆らえない相手が一人娘のティアナであり

溺愛する娘に反対されれば従わざるを得ないのだ。


ゲームの中のティアナは、

黒髪と黒目を怖がり

ギルベルトに「バケモノ!」と言い放った。


ギルベルトは傷つき

母親は満足げに蔑んだ。


ギルベルトは離れに暮らすようになり

父親と侍女に育てられるが、

侍女は母親の言いなりで

幼いギルベルトはネグレスト気味に育つ。


唯一、心の支えだった父親は、

家を空けることが多く

ギルベルトを救うことができなかった。

成長するに従って

ギルベルトは心を閉ざしていくのだ・・



第一王子ルートのハッピーエンドで

王子がティアナに

婚約破棄を言い渡すシーンがある。

このシーンでティアナは断罪されるのだが

優しいヒロインは最後まで反対していた。

そんなヒロインを説得したのがギルベルトで

自身の過去について触れていた。

壮絶な内容に感情移入した前世の私は

枕を涙で濡らしたものだ。


ちなみにギルベルトは

物語の"ヒロイン"に心を救われるのだが、

二人に何があったかまでは知らない。


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