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ダンジョンもの  作者: 豚肉100g
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第11話

更に一ヶ月が過ぎた。

特に何も起こらず順調に支配地域を増やしている。

コアちゃんと話し、目標もなんとなく決めた。


直近の目標としては、魔獣の森を完全に支配地にすること。


現状特に障害はなく、ただ広げていけば今年中に達成できるだろう。

それほどに弁天さんの増殖スピードは早い。

正直既にピットに頼らなくても、自然エネルギーの回収だけで大幅黒字になっている。


逆にエネルギーの使用先が支配地の拡大しか無く、本来ダンジョンとしては回収したエネルギーを、消費して回していかないといけないのだが、ダンジョン維持費は最低限の拡大しかしていないため、収入に比べて微々たるものだし、私もコアちゃんも別に浪費する物がない。

コアちゃんは色々作れないかとやっているが、それだって大した消費にはなっていない。

モンスターの維持費に至っては、弁天さんは自給自足どころか、有り余っているエネルギーを更に増殖に向けている位なため、維持費が全くかかっていない。


将来的な目標として、魔獣の森の外側にダンジョンを作り、本来のダンジョンの役目を果たす事を考えている。


弁天さんが標高の高い山が越えられるのかはわからないが、最悪こちら側の山裾から穴をほっていけば良いし、それもだめなら海側から向かう方法もある。


まぁ魔獣の森を完全に支配地にしてから考えれば良いかな。



あまりにも暇なためもあり、最近私は魔獣の森の生態調査なんかをしている。

弁天さんから送られてくる画像を、じっくり観察できるから結構進んでいる。

これが元の世界なら論文にまとめて発表したいところだが、今の所発表どころか第三者に教えることも出来ないけど。



そうやってコアちゃんは研究・開発を、弁天さんは支配地の拡大、私は生態調査をのんびり行っていたところ、


「マスターコアルームに来ていただけますか?」

「なにかあった?」

「おそらくはダンジョン関係者と思われるモンスターが、こちらに接触を図ってきました。詳しくはこちらをご覧ください」


そう言うとモニターをこちらに押し出してきた。


『わしは 元ダンジョンのモンスターである この支配地を持つダンジョンマスターに話がある 出来れば平和的な話し合いをしたい』


ちなみに会話はコアちゃんのダンジョン機能を使った同時通訳です。


「え?これがモンスター?これってありなの?」

「私も詳しくはわかりませんが、ダンジョンのことを理解していますし、間違いなくモンスターでしょう。」

「でもこれは・・・元の世界にもいたけど・・・」

「マスターの記憶にもありましたが、確かにあちらにもいるようですね。こちらの世界の名前は別にありますが、言葉が違いますし便宜上そのままでよろしいかと」


モニターには池から頭?だけ出したモンスターが映っているのだが、その姿は


頭は丸く つるつる?

緑がかった色をしているけど透明?

池から出している手?は 先に行くに連れ分裂して毛がふさふさ?

大きさは比較対象がないからわからないけど


「これはミジンコですか?」

「はいそうです。これはミジンコです」


あまりの事に、初めての語学みたいな会話になってしまった。



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