体育祭 前編
今日は体育祭の日
ほとんどの生徒が盛り上がる中、運動が苦手な生徒や、このテンションについていけない生徒などは、憂鬱な日となり、中には学校を休む生徒もいる。
「よ〜し、二人三脚頑張るぞ!」
「あと全員参加の綱引きと玉入れもな」
「……まぁそこは皆が頑張ってくれるから問題なし」
「お前も頑張れよ〜」
「ガンバルッテナニ?」
そんな中、運動が苦手でも体育祭に出ることにした裕太と、運動が得意で今日を楽しみにしていた桜は、真逆のテンションで話をしていた。
「いいな〜、お前は運動神経よくて」
「それ毎年聞いてるからな」
「だってほんとに切実に思ってることだからな〜」
「じゃあ今度サッカーでもやるか?」
「う〜ん、どうしよ」
「珍しく悩んでるな、いつもなら即答でやめとくのに」
「いや〜、どうせお前と遊ぶわけだし、たまには外で遊ぶのもいいかな〜って思っただけ」
「おっ! じゃあ今度サッカーやろうぜ!」
「どっかで聞いたセリフだな」
そんなことを話していると学校にアナウンスが響き、体育祭が始まる。
『まず最初は、玉入れです。参加する生徒は──』
「ついに始まるか……多分一個も入らん」
「お前が入れれない分私が入れてやるよ」
「まぁ……え〜っと……いつも話してる奴もサッカー部のキャプテンで運動神経いいらしいし」
「おいおい、名前忘れたのか?」
「じゃあお前覚えてんのか?」
「当たり前だろ?・・・」
『それでは──』
「ほら始まるぞ」
「やっぱお前も覚えてねぇじゃねーか!」
そして玉入れが始まった。
結果は二人のいるクラスが一位。
だが、裕太と琴音は一個も入れることはできなかった。
体育祭はもう少し続きます。




