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恋愛感情なんていらない  作者: いんだよう
普通の日常
28/35

文化祭一日目

「「わたあめ一つ」」

「ちょっと待て!」

「今作ってるから……」

「「早く〜」」


裕太と桜は自分の当番を終えると、すぐさまわたあめを食べ始めたのだが、食べる量が尋常ではないため、作っている生徒達は、文化祭なのにも関わらず、テスト期間中のような顔をしていた。


「は……い」

「「あざ〜す」」


裕太と桜は、今貰ったわたあめを食べ終わると次はどうするかを話し合う。


「どうする?」

「そろそろ行くか」

「だな」


そう言うと裕太と桜は教室を出る。


「「「やっと行った〜」」」


裕太と桜が教室を出ると、わたあめをつくっている生徒達は安堵の息を揃える。





「お化け屋敷行こうぜ〜」

「その次は射的な」

「そんなに負けたいとは……もしかしてM?」

「ノーマルだよ! 今度は勝つし」

「ふっ」

「お前が負けたら何でも言う事聞いてもらうからな」

「じゃあお前もな」

「私が勝つから全然いいけど!」


裕太と桜はお化け屋敷に行ったあと、射的に来たが、結果はもちろん桜の完敗だった。


「何をお願いしよっかな〜」

「煮るなり焼くなり好きにしろ……」

「う〜ん……じゃあ勉強代わりにやって」

「先生が許すとでも?」

「じゃあ答え教えて〜」

「テスト終わるぞ……」

「何でも言うこと聞くんじゃなかったんですか〜?」

「お前と卒業できなくなるだろ」

「……確かに!」

「天才か!? みたいな顔やめろ」

「あ! じゃあ大学一緒のとこ行こうぜ」

「それなら全然いいぞ」

「じゃそれで」

「そうと決まればわたあめ食べに行こうぜ」

「おう」


今年の文化祭一日目、三年生の教室で生徒達の悲鳴が聞こえた事件は記憶に新しい……

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