表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋愛感情なんていらない  作者: いんだよう
普通の日常
17/35

お祭り 後編

「冗談だって〜」

「そうそう」

「俺の名前は?」

「君の名は」

「……もちろん冗談だよね?」

「天気のやつも良かったよな」

「え…ホントに忘れてる?」

「冗談だって、大翔だろ?」

「佐藤大翔だよな?」

「良かった〜」


まだ覚えられていないと思った大翔は、それを聞き、心の底から安堵した。


「二人共、良かったら一緒にまわらない?」

「え〜どうしよっかな〜」

「私、裕太とまわりたいんだよね〜」

「ぐっ……そ、そこをなんとか……」

「冗談だって」

「そうそう、そんなに落ち込まなくてもいいって」

「……いや落ち込んだのはそこじゃないんだけど……」

「なんか言った?」

「周りうるさいから小さいと聞こえんぞ」

「な、何でもないよ」


大翔がダメージを受けたのは、桜が裕太とまわりたいと言ったことだったのだが、そんなこと裕太と桜は知る由もなかった。




「りんご飴うめ〜な〜」

「焼きそばのほうがうまい」

「りんご飴のほうがうまい」

「焼きそば!」

「なら食べ比べしてみるか?」

「それがいい。決着をつけよう」

「え? それ間接……」


大翔が言い終わる前に、二人はお互いの買った物を食べ比べる。


「「うん」」

「結論出していい?」

「俺も結論出た」

「「どっちもうまい!」」

「この二人バカップルにしか見えん」


裕太と桜が心底どうでもいいことを言っている後ろでは、一応人気ランキング上位の大翔が、悲しみと呆れの両方の感情を出していた。


そして大翔が蚊帳の外のまま、祭りは終わった。


その頃琴音は、勉強が好きすぎるあまり祭りのことを忘れ、一人で勉強をしており、今日祭りだったことに気付いたのは、翌日のことだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ