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恋愛感情なんていらない  作者: いんだよう
普通の日常
16/35

お祭り 前編

今日はこの近くでお祭りがある。


裕太と桜も毎年このお祭りには参加しており、今年も参加するため準備をしていた。


「よぉ、行くか」

「浴衣着ねーのか〜?」

「面倒いし」

「中学まで着てたのにな」

「なんで着てたんだろ」

「確かにな」

「とりあえず行こうぜ」

「おう」


周りも着ていたため、桜は中学まで浴衣を着ていたのだが、高校生になってからのはじめての祭りで「そういえば何で浴衣着てたんだっけ」となり、それ以降は着るのが面倒くさくなり、着なくなった。


二人は道中もどうでもいい話をしていると、目的地に到着する。


「よし、今年も射的やるか」

「スポーツと勉強は私が勝ってるのに、何で射的は勝てない……」

「射的にはゲームで使う力が必要なんだよ」

「今年は勝つ」

「昔は勝ったり負けたりしてたけどな」

「いつから…いつからなんだ……」

「さぁな……おっ、着いたぞ」


そうこうしているうちに二人は射的ゲームの場所に到着する。


「まず私から……プレッシャーをかけていく」

「かけれればいいけどな」

「集中する……よし!」


桜は五発撃ち、三回当て、ティッシュなどの安い商品をゲットする。


「ウワーメッチャプレッシャーカカルワー」

「…………」

「さぁて、このまま話しててもしょうがない」


裕太は代金を払い、銃を構える。


狙いは昨日発売のゲームと、壊れたときのストック用コントローラー。


裕太は普段、ゲームは発売日当日に買うのだが、今日の祭りがあったため、昨日は敢えて買わなかった。


「ふ〜」


深く息を吐き集中する。


そして一発を撃った。




「いや〜、今年も豊作ですな〜」

「ここまでの完敗だと、逆に清々しいわ」


裕太の結果は三発だけでゲームとコントローラーをゲットし、残りの二発で適当なお菓子をゲットした。


「あ」

「「ん?」」


射的が終わり、次はどこに行くかを考えていた裕太と桜は、声がした方を向く。


「裕太くんに桜さんじゃないか」

「最下位くんじゃん」

「最下位くんどうした?」

「その覚え方はやめてほしいかな〜」


そこにいたのは一人でこの祭りに来ていた大翔だった。

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