三匹の不死者と仮免聖女の勇者ちゃん
邪竜が支配するといわれる最上級ダンジョン亡者の坩堝、その最奥を護る守護者の間。
この扉の向こうにはどんな災厄が待ち構えているのか、耳を澄まし中の様子をうかがうのは、王国所属の「現地勇者」の私。
先日、此のダンジョンに挑んだ同じく王国所属の「異世界勇者パーティー」は守護者と思しき最上位の不死者、リッチの撃破に成功するも深刻な被害の為に撤退。
王国は最大戦力を温存し、格落ちである「現地勇者」にリッチ撃破の戦利品回収と守護者の間の先、暗黒竜の居室の確認を命じた。
情報通りの強烈な戦闘痕の残る守護者の間は端から端まで一般人なら本気で走っても10秒以上は掛かる程広くいかにもボス部屋といった趣きだ。
すでにモンスターの姿はなく中央部に一本の禍々しい杖が突き立つだけ、ダンジョンにつきもののボス撃破ドロップは最低限の現物のみの様だ。
さすがにこの杖を回収するのは勘弁して欲しいと思う。
この見た目、雰囲気、洩れ出る気持ちの悪い魔力、どう見ても呪いのアイテム、触るだけで破滅をもたらす最悪の呪物。
こんな物どうやって回収するのか見当もつかない、無理、不可能、却下である。
しかしこうなると、ここから先の偵察で其れなりの成果を上げなければ非常にまずい。
莫大な費用と技術、周辺国との調整の成果である「異世界勇者パーティー」とは違い。
単体で自然発生する「現地勇者」は秘密裏に囲い込み員数外で裏の汚れ仕事や危険な事案にぶつける鉄砲玉要員だ。
手ブラで帰還することになれば懲罰、最悪は身内に対する見せしめの制裁まであり得る。
私は孤児院で育ったため血縁者はいないが、どうせなら同じく現地人であっても教会に保護され人々から敬愛される「聖女」で有ったらとなんど思ったことか。
部屋の奥次の間への扉に近づき息を殺し、気配を殺し様子をうかがう。
扉一枚向こうには暗黒竜が居るらしいのだ、嫌が応にも真剣にもなる。
処が聞こえて来るのは禍々しい暗黒竜の寝息ではなく、馬の蹄と金属同士がぶつかる音、馬は2頭だろうか?どうにも騎馬での戦闘音としか思えない。
どこかの騎士達が竜に挑んでいるのか、王国以外の者であった場合、万が一でも邪竜を討伐されるとそれもまずい。
最悪の場合、竜相手に疲弊した騎士達を後ろから襲う最低の仕事もあり得る。
もう逃亡してしまおうか、そんな思いが頭よぎる。
とにかく確認をしなけれなならないと少しだけ扉を開け中を覗く。
竜は居ない、今の部屋の4倍はある広い空間の中で二騎の騎馬が擦れ違う。
騎手達の尋常ではない威力の打ち込みで、得物である槍とグレイブが弾け飛ぶ。
距離を取り振り返えるとそれぞれ腰と背中から曲刀と大剣を抜き放つと気合いの声と共に間合いを詰める。
その姿をみた私は息をのみ背筋が凍る。
私も超人である「勇者」その技量に圧倒されたわけではない、彼等は人でも生者ですらも無い不死者、討伐されたリッチと同格の最上位の不死者だったのだ。
私はなんとかひとつ呼吸をすると、勇者の固有スキル【鑑定】を使う。
大剣の騎士には首がなくその乗馬もまた首無し。
予想通りのデュラハン、死を宣告する首なし騎士。
曲刀の騎士は見慣れぬ鎧に骨の馬、背後に青白い火の玉が浮く。
初めての見るその種族は落武者、半ば実体を持たないゴースト系の上位種の様で薄っすらと後ろが透けて見える。
より詳しく鑑定をしようとしたその時、扉の裏側から覗き返してきた紅い瞳と目が合う。
「へっ?」おもわず間抜けな声が出、そのまま発動した【鑑定】が告げる。
吸血鬼【始祖】
終わった…だから勇者なんか嫌だったんだ!
「おや?こんな所に可愛いお嬢さんが」
軽い口調と共に扉が開かれ、現われたのは濡れた様な黒髪に紅い瞳の貴公子然とした青年だ。
見慣れぬ服装に小脇に抱えたデュラハンの物らしい兜。
逃げなきゃいけないのに不意を突かれて足が動かない。
「わ、私は「いやぁ、こんな所まで大変だったでしょう。ささ、中へどうぞ〜」
ちょっと軽い、上級の吸血鬼は軍隊が出動するレベルのモンスターだ、なのにその威厳が全くない。
「ああ、緊張しなくても大丈夫 ボクタチワルイアンデッドジャナイヨ?」
そんなこと言われると逆に不安だ、メッチャアヤシイヨ?
(もう訳わかんない、逃げます、逃げ出しますとも)
「向こうに呼びに行ってくるから、ちょっとこれ持っててね」
ひょいと渡されたのはズッシリと重い鉄兜。
コレってアレだ、首なし騎士の首、童話で犬が咥えてっちゃう様なアレだ。
逃げるタイミングを逃し思わず腕の中の鉄兜を見つめてしまう私。
「そんなに見られると照れるんだけど」
「うひゃ!しゃ、しゃべったぁぁ⁉︎」
(首なし騎士ってしゃべるの⁈会話出来ちゃう知性があるの?
もしかして魔物学的大発見しちゃってますか?)
テンパってそろそろワケがわからなくなってきた私にさらなる追い打ちが迫る。
低く地の底から響く様なおどろおどろしい叫び声が!
「ワルイゴハイネェガァァ!!」
「ひゃう!ゴメンなさい!何だかよくわからないけどゴメンなさい!!」
理性では無く本能を揺さぶる恐怖のシャウト。
その場にしゃがみ込んでしまった私に向かって駆けて来る二騎のアンデッド。
三体に囲まれるとか絶対ムリだ。
そう思った瞬間騎上の首なし騎士の体がグラリと揺れ、
そして落馬する。
ガシャン‼︎
大きな音をたてて床にころがる首なし騎士。
並走していた落武者は乗馬の足を止めると落馬した首なし騎士を不思議そうに覗きこみ、今度は私の方を見る、その後私と首なし騎士の間を何度か視線が往復し納得した様に頷くとコチラに向かって話しかけてきた。
「あ〜、申し訳ないんだが、その胸のな‥いや、腕の中で羨やましい事になってるエロガキの生首を降ろしてやってくれないか?」
「わわわっ!」
しゃがみ込んだ私が無意識に抱きしめてしまった鉄兜は中身入りだったわけで…
「ヒャア!」
恥ずかしさのあまり変な声と共に鉄兜を放り投げてしまった私は悪くないと思う。
結局私はアンデッドに囲まれ身の上話を聞かされた。
死者の恨み言を聞いてあげるのは【聖女】の役割なのにと思いながら。
吸血鬼の彼曰く、彼等はつい先日このダンジョンに召喚されたばかり。
どうやら死んだばかりの人の魂をアンデッドにする事での無理矢理な召喚だった様で、そのせいか心は人間の時のまま、但し自分の事に関する記憶が思い出せない。
そして召喚された日が、王国の「異世界勇者パーティー」襲撃の日で、共に呼び出された中で骨と皮だけの化け物になった自分の姿に耐えられ無かったリッチは彼等の制止を振り切り突貫し、半ば自殺の様な形で滅ぼされた。
現在彼等の行動出来る範囲は各一部屋割り振られた続きの4部屋だけ、進む扉も戻る扉も彼等には開けられない。
仕方ないので新しい身体のスペックの確認を兼ねた模擬戦などやっていた所に私がが来てしまったのが現在の状況らしい。
兜の中から取り出した、真っ赤にのぼせあがった生首(少し年下っぽく結構カッコいい)に風を送ってやりながら吸血鬼さんが彼等の事情を話す。
ダンジョンモンスターにも色々あるんだなぁと思っていると、落武者さん(白い仮面を付けている、顔は骸骨らしい。馬は霧のようになってきえた)が
「それで聞きたいんだが、此処はいったいどこなんだ?」
どうやらそこかららしい。
「ここは邪竜が支配するといわれる最上級ダンジョン、亡者の坩堝。その守護者の間だと思います」
「じゃあ、俺たちはその邪竜とやらに呼ばれたダンジョンの中ボス、四天王ってとこか。随分とふざけた事しやがるじゃないか」
中ボス?四天王?
「でもリッチの彼は最弱どころか僕らの最大火力だったんですけどね‥」
少ししんみりと吸血鬼さん。
「いない奴の事を言っても仕方ない、後はどうやったら此処から出られるかだな」
出るのかなぁ、出たいんだろうなぁ、でもそれって実質ダンジョンからのモンスタースタンピートなんじゃ‥数はたったの三体だけど脅威度的には最上級じゃないかな。
でも
「邪竜をなんとかする方向でお願いします!」
彼等はダンジョンモンスターだ。
ダンジョンモンスターがダンジョンから出てくパターンは2つ。
スタンピートかダンジョンの支配者が死んだ時。
私が扉を開ければ彼等は外に出られるかもしれない。
しかし、私にとっては非常にマズイ、絶対に関連を疑われる。
それならばダンジョン内で下剋上が起こった結果とした方が少しは言い訳になる。
色々と精神的な限界を迎えかけていた私は自分の事情を彼等に話し、
更には、ついつい勢いで今までの不遇に関する不満まで全てぶちまけたのだった。
「オッパイがぁぁ!!」
いきなり雄叫びを揚げる生首。
「うるせえ!」
落武者さんが頭をはたく。
「イテッ!はっ!オレの天国は⁉︎」
「ここはダンジョンの底で、お前さんは成仏出来ずに絶賛生首継続中だ」
「あっ」
こちらを見てまた赤くなる生首。
そして、
「有難うございました!!」
お礼を言われてしまった、凄く恥ずかしいのでやめて欲しい。
私の革鎧と鉄兜の二重のガードで感触とかは無かったと思うんだけど。
どう返していいか困っていると、吸血鬼さんが生首に鉄兜を被せる。
「ドラゴン退治する事になったから、サッサと体のほうも準備して」
「え?いきなりなにを?」
「黙ってよく聞け、トカゲ野郎を殺せば此処から出られる、それに彼女も喜ぶ」
落武者さんの説明は短い。
「まあ、負けても成仏するだけさ♪」
吸血鬼さんは軽い。
再び馬が召喚される。
方や首の無い巨軀の黒馬、方や脚の無い馬の骸骨、
白と黒のコントラストが美し‥やっぱり禍々しい。
首が無いのにブルブルと息を吐き、脚が無いのに蹄の音は聞こえてくる不思議馬たち。
首なし騎士は鉄兜を体に載せ金具で固定する、右には馬上槍、左に大楯。
落武者さんは今回長弓を下げている、馬上で撃てるのだろうか。
吸血鬼さんは、うわ!あれは魔剣だ、紅く透き通る刀身の美しい長剣、盾は無し。
一番奥の部屋、扉の前に並ぶ三体はまるで物語の英傑のように頼もしげで、彼等がモンスターである事を忘れそうになる。
彼等の合図で私がドアノブに手を掛けると。
槍を構えた首あり騎士が少し気取った感じで言った。
「勝利の栄光を君と!」
ちょっとカッコいいかもと思った瞬間に落武者さんのゲンコツが生首に落ちて、
彼等は邪竜に向かい走り出した。
「だれかさんが的外れなフラグっぽい台詞吐いてるからこんな事になんだよ!」
「フラグって何だよ、せっかくそれっぽいかっこいい台詞が浮かんだからちょっとキメてみただけなのに」
「完全に火力不足ですねぇ」
といった訳で彼等は10分くらい粘ってはいたが先ほど撤退してきた。
だが邪竜の相手にならなかった訳では無い。
むしろ押し気味ですらあった、が
兎に角相性が悪い、それに尽きる。
泥仕合いだったのだ。
邪竜の攻撃は完全に凌ぎ切った。
吸血鬼さんは華麗にかわし、かわしきれないモノは霧になって回避していた、そして傷を負っても直ぐに再生する 不死者の王はダテでは無かった。
首あり騎士は、ひたすら耐えていた、吹っ飛ばされても潰されても、ガジガジかじられても、ヨダレまみれにはなっているが傷はない、堅いは強いだ。
落武者さんにはそもそも物理攻撃が効かないらしい、反則としか思えない。
そして邪竜必殺のブレス攻撃、生きとし生けるもの全てを一瞬で死に至らしめるその猛毒の息は、うん、無駄撃ちに終わった、みんな最初から死んでる。
一方こちらの攻撃も完全にシャットアウト。
その鱗の前に全く歯が立たなかった。
「いくら何でも硬過ぎないか?」
「攻撃が通らなかったもんね」
「皆さんも大概でしたけどね」
「だけど確かにそれだけじゃないっぽいんだよね、勇者ちゃんは見てて何か気が付いた?」
「多分ですけどお互いに属性が被ってて、そのせいで有効な攻撃ができてないんじゃないかと思います。特に竜の鱗はその属性では絶対に傷が付かないと言われてるくらいに属性防御が高いことで有名です」
「うーむ、リッチが成仏してなきゃやり様もあったかぁ」
「いない人のことは言わないんじゃなかったんですか?」
「うるせえなぁ」
落武者さんの愚痴に吸血鬼さんがつっこむ。
確かにこのレベルの戦力の中に更に攻撃特化の魔法職がいれば邪竜相手でも押し切れていたと思う。
後は相性の良い属性持ちがいるかどちらかしかない、でもアンデッドってみんな闇属性なんですよね。イヤアザンネンデシタ、ソレデハワタシハソロソロコノヘンデ‥
「ごめん!!約束守れ無かった!でも次こそは君のために勝つから、だから近くで見てて」
イキナリ声大きい!それに向こうの二人がこっちを見てハッとしている。
これは、気付かれた。
私はこうして対邪竜第二ラウンドにアタッカーとして参加することになった。
吸血鬼さんから飛んでくる、魔力に酔ってしまいそうなほどの支援魔法の数々。
首なし騎士が新たに呼び出した馬で引かなくても勝手に高速移動するチャリオット。
落武者さんから借りた(取り憑かれた?)熱くない火の玉は私の攻撃をトレースする。
「異世界勇者パーティー」ならば一人で壊滅出来そうなほどに強化された私は、
それでも何度も死にかけた。
強力な人外三体はつねに私を気にかけ、首なし騎士などは何度も身を挺して守ってくれたりもした。
しかし邪竜の放つ即死級の攻撃の数々は当たらなくても私の精神を削り、さほど長く無かったはずの戦闘時間を何倍もの時間に感じさせた。
そして私の最初で最後、最大全力、光属性の一撃が邪竜の首元の鱗の数枚を弾き飛ばすと三体の集中攻撃が小さな傷口を一気に広げ、最後は吸血鬼さんの魔剣がその首を切り落とした。
邪竜の死と共に自分のレベルのが上がるのがわかる。
一度に10もレベルアップしたのは初めての経験で体の芯が熱くなったように感じる。
三体も自分の能力が見えているらしく、吸血鬼さんと首なし騎士は自分のステータスを確認している様だが落武者さんは頭を抱えて転げ回っている。
「ファンファーレが止まらねえ!頭が割れるぅぅ」
何だか大変なことになっている様だ。
「君のおかげだ、ありがとう」
頭を下げる吸血鬼さん。
これで彼等は自由の身になり、代わりに私は王国に責任を問われる事になるだろう
私の様な「現地勇者」に自由はないのだ。
「その感謝の印として少し御礼をさせてもらったよ」
ん?何の事だろう。
「自分のステータスを確認してみて、気に入ってくれると良いけど」
言われるままに自分を鑑定してみる。
大幅に上昇した能力値とスキル、そして
称号欄の【勇者】が消え【聖女(仮免)】(new!)の文字。
「え?【聖女】!?」
更に詳しく鑑定
【聖女(仮免)】
豊穣神の眷属 神界の農夫(予定)の加護を受けた聖女
仮免のうちは特に効果はない
驚く私に自分たちを鑑定して欲しいと吸血鬼さん。
一緒に戦ったのだからもう仲間、細部まで鑑定出来るはずだとのこと。
結果トンデモないそのステータス。
転生者で闇勇者で固有スキル【改定】な吸血鬼さん、因みに能力値が完璧超人です。
同じく転生者で種族がアンデッドなのに妖精さんで固有スキル【未来視(死)】を持ち、更に【神化の種】何てトンデモスキルがある首なし騎士、備考欄の「君を護りたい」ってなんですか?!
さらに、こちらも転生者で職業が重装長弓騎兵とか長ったらしく固有スキルが【オプション】で【荒ぶる神の因子】とか困ったスキルがある落武者さんはいまだレベルアップ中、聞いたこともない様なレベルになって居るがステータスの上昇値は他の二体より低い、表示詐欺?
更にそれぞれが持つ戦闘スキルも豊富な上にレベルが高い。
要するに彼等は激レア中の激レア【転生闇勇者パーティー】だったわけで、
下手をするとレベル1四体での邪竜撃破とか出来そうな超危険モンスター集団だったわけだ。
今回、私を【聖女(仮免)】にしたのは吸血鬼さんの固有スキル【改定】と首なし騎士の【神化の種】の合わせ技。
【神化の種】を足掛かりにして首なし騎士の種族進化先を「死神」に仮定
彼等のいた異世界の伝承では「死神」は死者の魂を収穫し迷わぬよう導く「農夫」なのだそうだ。その「農夫」のイメージから豊穣神の眷属にねじ込むことで【改定】に必要な力を抑えて何とか仮免取得にまでこぎ着けたそうだ。
「勇者ちゃんから聖女ちゃんになったし、これで教会に保護して貰えば王国も手が出せないんだよね?」
この吸血鬼さんは私の勢いに任せた愚痴をちゃんと聞いてくれていたらしい、涙が出そうだ。
「それじゃ、これから宜しく!'オレ'の聖女ちゃん!」
え?確かにあなたの、「死神」の聖女にはなったけど、え?
備考欄といい年下のくせに、ちょくちょく押してくるね、この生首。
「いいか、聖女ちゃん。俺らのいたトコじゃあ聖人の旅立ちに三匹の化け物が付いて行くのは凄く縁起が良いんだ、本当は竜も居れば完璧なんだがあんな毒まみれの大蜥蜴じゃつれ歩く気にはならんしな」
レベルアップ責めから解放された落武者さんも付いてくる気満々だ
そして、
「まあ、僕ら既にパーティーだし?」
吸血鬼さんが締めてしまう。
完全包囲された私は‥
「宜しくお願いします!!」
こうして私は【聖女(仮免)】になった。
サル→吸血鬼
ブタ→首なし騎士
カッパ→落武者
勇者ちゃんlv25→lv35
サル、ブタlv1→lv21
カッパ lv1→lv232