異世界へ
初投稿作品です。取り敢えず、誤字脱字多いかと思いますが、大目に見ていただけると幸いです。
後、あらすじが先走っています。投降してから気づきました。
良ければ感想など貰えると嬉しいです!
長々と書いてもあれなので、どうぞー。
--気が付いたら、異世界にいた。
それはよくあるフレーズ。そして、一部の人はそれに憧れる。実際、この俺『久瀬朔』も憧れていた。
何せ毎日面倒くさい学校に通い、宿題を出されてそれを律儀にやって提出。仲の良い友達や、好きなスポーツでもあれば楽しく思えたのかもしれない。
だが俺は、スポーツは嫌い。表面上だけ仲の良い友達がいるだけ。…正直言って、この生活に飽き飽きしていた。…唯一好きだったのはチャンバラと剣道だろうか。後、某スタイリッシュアクションのゲーム。
「何か面白い事、起きねぇかなぁ…」
いつもの様に、呟く。熱い日差しが照りつける中、一人で下校していた。話せる奴等は皆部活。…いやぁ、偉いねぇ。
剣道部が無い高校なので、特に部活に入る事もせずに何時も色んなルートを通って家に帰る。だって知ってる場所の往復って、結構つまらないし。
「今日は………こっちから帰るか」
家に帰ってるる事と言えば、出された宿題に手を付ける事だろうか。…正直言って面倒くさいだけだ。おまけに、親にまで嫌われている。兄、弟、妹、姉はいない。
こんな状況で生きているから、異世界に行きたいと思うのは仕方が無い事だと思う。想像や妄想するくらい、自分の勝手だから。
「あーあ…。誰も俺を知らない世界に行きたい」
………それが、トリガーだったのだろうか。急に、目の前が暗転する。いや、目の前だけでは無い。周囲一体が真っ暗闇になっている。あれだけ熱かった日差しも今は感じられない。
「え…? 何が--っ!?」
暗闇の中。正面に、光を放つ扉が目に入る。無意識の内に、その扉に近付く。
「…なんで出来てんだろう、これ」
金属では無い。木材でも無い。プラスチックでも無い。……………………あ、石か。
「………でも、なんか…すっげぇ面白い事が起きそうな気がする」
この扉の向こうはどうなっているのだろうか。
「よし。行くか!」
光輝く扉を開け放つ。すると、そこから光があふれ出して---。
本小説を読んでいただき、ありがとうございました~。