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CHAIR 〜人生演劇〜  作者: 御影 倫
1/6

開幕

知っているかい。


人の人生は生まれた時、


たった1つ与えられる「椅子」に座り続けることで成り立ってるんだ。


たった1つっていうのがポイントだよ。


1人に2つはありえない。


まぁ大きくわけると金持ちかそうでないか、あるいは貧乏か・・・幸か不幸か!


僕は本をよく読むんだけど、


人生ははじめから決まってるとか


生まれながらにして不平等だとか・・・そういう話多いじゃない。


でも大抵こうかかれているんだよ。親が敷いたレールにのっているとか逆らえない運命だとか宿命だとか。


それは間違いだと思うんだ。決まっていることなんてこの世に存在しないんだよ。


あ!運命に抗うとか、宿命に打ち勝つとかそういう意味じゃないから、誤解しないでね。


はじめに言った通り、人はそれぞれ決まった「椅子」に座り続けるんだ。


それが嫌だとしてもそれが自分の「椅子」なんだから我慢するしかない。


でも本当に嫌だったらどうする?


そう。



奪えばいいんだよ。他人の「椅子」を・・・


でも奪っただけではだめなんだ。いくら頑張ってもその人間にはなれないからね。


だから演じるんだよ。その人間の役割を演じるんだ。


演劇でいうと、主人公の「座」を勝ち取るとかあるでしょ。


まさにあれと同じことだよ。




大丈夫。上手く演じればいいんだ。


君ならきっとできるさ。

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