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boltex doragon  作者: 煌炎
集落防衛編
6/6

決意~戦闘

戦うよ


翌朝。



ゲルザーグが起きたとき、場は緊張に包まれていた。



ウィリアムの体は微かに震えていたし、そんなウィリアムを守るようにジェームズが前に立っている。



マイケルは鞘に収まる真剣に手を掛け、何時でも飛び出せるようにしている。




「・・・何事だ?」


マイケルは近くにいたジェームズに問う。


「奴らです」






耳を澄ますと歩くたびに起こる重い装備のガチャガチャという音が聞こえる。





「皆家の中で武器を構えてます」





ゲルザーグもポーチの中のパチンコ玉を2,3個取り出し、打てるように構えた。




 










何分かの静粛。








相手も痺れを切らしたのか、




バンッ!!




空に向けて脅しの弾を打った。





その瞬間、家の扉が勢い良く開く音がし、



「でぃやぁああああああああッ!!」



怒声と共にガンッ―と装備を叩き割る音がした。




「お兄ちゃん、ゲイナーさんが・・・!」



「分かってる、行くぞ!」



その声を待っていたかのようにマイケルが扉を体当たりで開け、飛び出す。




マイケルが見たのは、鉄の槌を構えた大男。を執拗に弾丸が追い回す光景。




「ゲイナーさん!」



「ウィリアム!?」



ゲイナーと呼ばれた男は弾丸を避け、槌で防ぎながら逃げ回る防戦一方だ。






相手はマシンガンやライフル、ランチャーまで構え、こっちはマイケルのの真剣に兄弟は素手。近接して攻撃しなければいけないので、圧倒的に不利だ。


唯一、遠距離まで届くのはゲルザーグのパチンコ玉だが、そもそも普通に打っただけでは相手にならない。




・・・普通に打っただけでは。




瞬間、パンッという空に響きわたる快音が鳴り、




バリバリバリッ!



胸の当たりに雷を纏ったパチンコ玉が直撃した集団の一人が感電して、倒れた。




ウィリアムが後ろに振り向くとゲルザーグが親指を立てていた。





だがその間にも銃声は止まず、執拗にゲイナーを追いかけている。





続きます

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