襲撃~決意
展開が分からなくなってきましたfで・;p。lfrきhぐい。fhyg。sdrgd
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「何だってんだよ・・・・・」
全く彼の言う通りである。
森で熊に襲われたと思ったら変な集団に襲われて近くの集落へ飛び込む。ウィリアムの異常な強さ。
展開が早すぎて2人の頭は整理しきれていなかった。
集落には家が4軒あるのみで、外に出ている人たちを見てもせいぜい15人近くしか住んでいない。
「あぁ、ここ僕の家があるところです」
「あのな・・・ ここどこ?なんで襲われた?なんでそんなに強いの?俺たち要らなくね?あぁ?」
「そんなに一片に質問しないでください、とりあえず僕の家に行きましょう」
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ウィリアムの家は集落の一番北にあった。
3人が入ってきた方向とは反対だ。
「ただいま、薪集めてきたよ」
そう返事し、靴を脱いで家へと入るウィリアム。
「2人もどうぞ」
そう促され、2人も遅れて家へと入る。
「お、ウィリアムお帰り、大丈夫だったか?」
返事をしたのはウィリアムと同じ赤髪に碧眼の青年。
年は17,18といったところだろうか。
「ハンターさんがいたから大丈夫だったよ、ね?」
と後ろにいた2人に問う。
「お、おぅ・・・・」
実際のところ、2人は何もしていない。
むしろ守ってもらったような気もする。
「あ、ハンターさんこんにちは、ありがとうございます」
と気の良さそうな笑顔を向け、挨拶する彼。
「あ、僕のお兄ちゃんです、お兄ちゃん、自己紹介」
「ジェームズ・ロッドエンです、みんなからはジェイって呼ばれるんでそれでお願いします」
一通り自己紹介を済ませたあと、さっきの質問についてウィリアムが答えてくれた。
ここは街とはあまり離れていないが、訪れる人が全くいない集落で10人程しか暮らしていないらしい。
ウィリアムのあの強さは、運動神経抜群で、
集落の中でも右に出るものは居ないと言われた程だから、とジェームズが説明してくれた。
2人の両親は何年も前に他界し、2人で暮らしてきたことも話してくれた。
ここまで話し終えたとき、ウィリアムが急に固い顔をして、ジェームズに告げた。
「兄ちゃん、奴らが森に出た」
瞬間、ジェームズの顔も固くなる。
「出たか・・・襲ってくるのも時間の問題かもな・・・」
そこにゲルザーグが口を挟む。
「奴らって武装した集団のことか?」
「そうです。ここの集落を襲ってくるんです。今まではあの森に入った仲間を襲っていたんですが
もう集落に入ってくるかもしれないと・・・・」
「何故だ?何故ここを狙う?」
途端に兄弟は無言になった。
その沈黙を破ったのはウィリアム。
「・・・・ハンターさんはそろそろ戻らないといけないんじゃないですか?」
「そんな話、聞かされて帰れってか? 冗談じゃねぇ」
数秒の沈黙の後。
言葉の真意に気づいた途端ウィリアムが形相を変え、
「ハンターさんは関係ないです!この集落の問題に巻き込むわけには
「ウィル」
「これは俺たちが決めたことだぜ?」
そのあとも兄弟は必死に説得するものの2人は引かない。
遂には。
「・・・・分かりました。今日は泊まっていって下さい」
兄弟は折れ、泊まることを許してくれた。
ジェームズは台所へ行き、夕飯の仕度をし始めた。
「あ、俺も手伝う」
と、立ち上がったマイケルを意外そうな目で見たウィリアムが
「マイクさん料理できるんですか?」
「俺も知らなかったぞ」
「出来るよ少しだけだけどな」
そしてすることが無くなったゲルザーグとウィリアムは話をし始めた。
「ゲルズさんは何歳ですか?」
「俺?えっとー・・・・27?か」
「まじですか、35ぐらいに見えました」
「・・・マイク、俺ってそんなに老けて見えるか?」
「あはははは、十分見えるぞw いいじゃないかプロの顔って感じで」
「マイクさんはいくつですか?」
「俺もゲルズと一緒だぞ?」
「まじですか、逆に27ぐらいに見えました」
「おいおい・・・・」
「ジェイは年相応の青春真っ盛りって感じがするよな」
「そうすか?」
「色んな事盛んなんだろ?」
「・・・ちょっと言い方が変ですよ」
そんな話をしているうちに夕食が完成したようだ。
「ちょっといそいで作ったハンバーグですけど」
「美味しそうっすね、いただきます!」
「うめぇw」
「マイクさんが意外に凄かったんよ」
「ちょっとソースついた・・・」
賑やかな夕食を食べ終えたあと
床に大きな布団を敷いて4人で雑魚寝をした。
ゲルザーグとジェームズはさっさと寝てしまった。
「ウィル」
静かな空間の中、寝ていなかったマイケルがウィリアムに話し掛ける。
「はい?」
「お前の髪の色、綺麗だよなぁ」
「え、あ、えへへ、ちょっと嬉しいです」
数秒の沈黙の後。
「・・・でも、この髪と眼のせいでみんなを巻き込んでるんです」
「え?」
「この髪と眼の色は世界でも希少な種族で、金を目当てに僕達を狙う奴らがいるんです」
「だから、集落のみんなにも危険を与えることになって・・・お兄ちゃんと出ていこうかっていうことも考えたんです。」
「・・・・・・」
最低だと思った。
金と人を同等に見る最低な奴ら。
自身の中に起こった激しい怒りを噛み殺すようにマイケルは言った。
「・・・今日はもうお休み」
「・・・はい」
マイケルは一人、寝ずに考えた。
何故、ウィリアム達がこんな目に合わなければならないのか。
どうすればウィリアム達は救われるのか。
簡単だった
そいつらをぶっ潰せばいい
考え終わると同時に激しい睡魔に襲われ、
マイケルは眠りについた。
展開がわからない