逃走~反撃
俺の名前はゲルザーグ・ダビットソン。
好きな物は女と金、嫌いな物は・・・
っと自己紹介をしたいところなんだが 生憎、今それどころじゃなくてね・・・
「ゲルズ!!」
戦場と化した街の一角を切り裂くように飛ぶ声。
その声と同時に向かってくる弾丸。
その弾丸を避けながら声をかけてくれた彼に感謝を述べる。
「おぉっとぉ・・・ありがとうよ、マイク。」
彼の名はマイケル・ジーン。
俺の良き相棒・・・と言ったところか。
「全く・・・死にたいのか? こんな雑魚に殺されて地獄で後悔したくないだろ? 」
「おぉ・・・すまん・・・」
「だが雑魚といっても・・・少し厄介な状況だな」
そう、俺たちは今、武装したむさ苦しい男共に囲まれているのだ。
「全く・・・色気も何もあったもんじゃねぇ」
露骨に嫌そうな顔をするゲルザーグにその「原因」が話しかけてきた。
「っへっへっへwwwww おい兄ちゃァんwwwww」
「逃げてばっかりでカッコ悪ィなァwwwwww それとも反撃できねェのかァ?wwwwwwww」
「そうだよなァwwww武器なんてねェもんなァwwwwwwwwwwwwwwwww」
「「 眼科に行ってこい」」
2人から発せられた言葉を理解するのに時間が掛かった。
その一瞬に2人はもう「構え」ていた。
彼らが見たものは
パチンコ玉と真剣を構えた2人。
一瞬の沈黙の後。
「ブッwwwwwwwwwwwwwwwww「何あれwwwwwwwwwwwwww「馬鹿なのかなwwwwwwwwwwww」
次々に起こる笑い声。
そうだ。
今2人は、銃を持ち、車に乗った彼らから、バイクで逃げている状態なのだ。
そんな状況で真剣を振るうにはバイクから飛び上がらなくてはならない。
しかも相手は車なのだ。
この状況で剣を使うのは沙汰の限りであった。
パチンコ玉は論外だ。 武器として使うものではない。
しかし彼らはこの愚かとしか言いようがない武器で驚きの戦いを見せる。
はぁ
ごめんなさいこんなのでも疲れました