モンスターNo.7 ストンプバウ
分類: 哺乳類型
出現場所: 草原地帯、放牧地、農村周辺
外見
ストンプバウは小柄な牛型モンスターで、丸みを帯びた体と、短くて鈍い角を持ちます。体つきは頑丈で、筋肉質というよりは脂肪が厚く、ずんぐりとした印象を受けます。毛色は薄茶色や白黒のまだら模様が多く、野生個体でも家畜と見分けがつきにくいことがあります。
能力
体重を活かした突進
走る速度自体は速くないものの、体重を活かしたのしかかりや突進によって、軽装の者であれば転倒させられる程度の力を持ちます。ただし、攻撃の予兆は明確で、回避は容易です。
威嚇と反撃行動
温厚な性格をしていますが、仲間や縄張りを脅かす存在に対しては、低い声で唸るような威嚇を行い、場合によっては頭を下げて正面から反撃に出ることもあります。攻撃そのものは単純ですが、角を振り回しながら突進してくる動きには注意が必要です。
生態
ストンプバウは草原や放牧地などでよく見られ、日中はのんびりと草を食みながら過ごします。基本的に穏やかで臆病な性格ですが、攻撃されると短気な一面を見せる個体もいます。
特に繁殖期や子どもが近くにいる場合は警戒心が強まり、近づくだけで突進される可能性もあります。地域によっては半家畜化され、荷役や肥料回収のために利用されることもあります。
弱点
攻撃手段が突進のみで、かつ動作が鈍いため、正面以外からの接近には対応できません。また、足元の段差やぬかるみには弱く、すぐに転倒してしまいます。大きな音や火にも敏感で、怯えて逃げ出すことがあります。
素材情報
牛皮
厚く丈夫な皮で、防具や鞄、革帯などの素材として広く利用されます。加工次第では軽鎧の素材にも適しており、冒険者の間での需要も高い。
牛の角
短くて加工しやすく、小型の装飾品や武器の装飾部材、針などに利用されます。特に子ども向けのお守りや農具の補強材として流通しています。
その他情報
繁殖期
晩春から初夏にかけて繁殖が活発になります。この時期のストンプバウは非常に神経質で、通常よりも攻撃的な行動をとることがあります。
対策
騒がず、ゆっくりと距離を保ちながら通過することで無用な接触を避けるのが基本です。必要がある場合は、前方に立たず、後方または側面から穏やかに誘導することが推奨されます。