EP1-7
朝日が差し込む窓辺で目を覚ました。異世界での二日目、まだ現実感がないが、新たな一日が始まる。久しぶりに朝の素振りをすることにした。何年ぶりだろう…心と体をリフレッシュするように、剣を振る動きに集中する。昔の習慣が蘇り、身体が自然と動きを覚えていることに驚く。
「やっぱり剣道の経験は無駄じゃなかったな…」
素振りを終え、宿の朝食を済ませる。シンプルだが栄養豊富な食事が、冒険者としての体力を支えてくれる。腹ごしらえを終えた後、ギルドに向かうことにした。
ギルドの掲示板には様々な依頼が貼られている。白ランクで受注可能なものを探していると、庭木の剪定、秋や清掃などの仕事が目に留まった。
「冒険者とは…これが現実か…」
少しがっかりしつつも、掲示板を見続けていると、昨日散々戦ったツノウサギの討伐依頼が目に入った。3体討伐すれば報酬がもらえるという。俺は即座にその依頼を受付に持って行った。
「これはどこにいる獲物でもいいのか?」
受付の女性が微笑んで答える。「はい。街道沿い付近での討伐依頼です。街からの依頼で、行商人や旅人の安全確保が目的です。」
「確かにあいつらは獰猛だからな…」
依頼を受諾し、早速町を出て街道沿いに向かうことにした。街の外れにある街道は、行商人や旅人が頻繁に通る道だ。俺は慎重に歩きながら、サーチスキルを使って周囲の気配を探った。
「このスキル、便利すぎる…」
サーチによっていくつかの気配が捉えられる。その中からツノウサギの存在を感じ取り、狩りの準備を整えた。スキルポイントを稼ぎたいので、できるだけ多くの魔物を狩るつもりだ。
「よし、大量に狩るぞ…!」




