EP1-5
街に無事に入れた俺は、まずは文無しの状況を改善するためにギルドに登録し、狩った獲物を売ることに決めた。ギルドを探し、見つけると中に入った。昼どきとあってか、ギルドの中は閑散としていた。人混みが苦手な俺には、この静かな環境がありがたかった。
受付には若い女性が座っていたので、ギルドに登録したい旨を伝えた。
「名前、年齢、得意な武器を記入してください。」
俺は名前と年齢を記入し、得意な武器の欄に「剣」と書いたが、実際には今は木刀しか持っていない。
受付のお嬢さんはにこやかにギルドの説明を始めた。「ギルドのランクは白から始まり、黒、銅、銀、金と昇格していきます。依頼を一定数クリアすると試験を受けられます。各ランクに応じた難易度の依頼を受けることができます。」
俺は説明を理解し、「ところで、狩った獲物の肉はどこで売れますか?」と尋ねた。
「隣のカウンターで売ることができますよ。」
隣のカウンターにはゴツい男が立っていた。俺は収納スキルを使って、ツノウサギとゴブリンの耳をどっさりと取り出した。男は驚いた表情を見せた。
「これは珍しいスキルだな。」
目立ちたくないと心の中で思いつつ、無事に獲物を売ることができた。報酬として金貨1枚と銀貨2枚を手に入れた。
「これで少しは生活の基盤ができるな…」




