EP2-7
ギルドに戻り、モンスターの換金をするために受付へ向かった。受付にはゴツいおっさんが立っていて、オーガの耳を指さしながら尋ねた。
「これ、オーガの素材だよな?」
「ああ、そうだ。」俺は答えた。
「いやいや、オーガは上位の魔物で、この辺にはいない。いてもこんな田舎町の冒険者ギルドじゃ相手にできる奴も少ない…」
「え?そうなの?」俺は驚いた。
「冒険者ランクでは、銅で複数、単独なら銀程度は必要だぞ。お前、単独でやったのか?」
俺の回答に、受付のおっさんはさらに驚きを隠せない様子だった。
「とにかく、至急報告するからちょっと待て。」
少しして、2階の大部屋に通された。中に入ると、ギルドマスターのダリルさんが慌てた様子で待っていた。
「オーガが出たと報告を受けた。詳細を報告してくれ。」
俺はオーガの出現場所や戦闘の状況を詳細に報告した。
「え!!魔法を使ってきたのか?それはオーガの希少種で、さらに強力な奴だぞ…」
ダリルさんは少し考え込んでから言った。
「オーガが出るってことは、もしかすると魔族が出たのかもしれん。」
「アドバイザーさん、魔族とは?」
「魔族はこの世界で人族や亜人種の最大の天敵で、個々の戦闘力が非常に高いだけでなく、魔物を従え、大陸そのものを支配することもある大変危険な存在です。」
「…マジか。」
俺は一応、オーガの周辺には魔物の群れがいなかったことも追加で報告した。
「なるほど…念のため、明日から現場付近の調査をお願いしたい。もちろん、上位の冒険者もつける。」
「当然引き受けるよ。」
俺はギルドを出た。




