EP2-4
洞窟に入ると、腐った臭いと不潔な環境が広がっていた。持ち帰った家畜や人間の食べかすが床に転がっており、人の骨も散乱していた。
「臭いし、汚いな…」
フラッシュライトで照らしながら、洞窟の奥へと進む。洞窟はあまり大きくなく、左にカーブしていた。その先に索敵スキルが多数の反応を示していた。
「この先にゴブリンの気配がある。」
「なんでわかるのか?」とガレオンが疑問を投げかける。
「昔から感覚が鋭いんだ。」俺は誤魔化して答えた。
ライトを消し、気配を殺して開けた場所に近づいた。アリアンが奇襲攻撃としてファイヤーボールを打ち込むと、手前で座っていたゴブリンに直撃し、部屋が一瞬にして明るくなった。
「いい感じに部屋を照らしてくれたな。」
ガレオンがアリアンを守りつつ、俺とリリスが前に出て各個撃破する作戦を立てた。俺は左側に突進し、手前のゴブリンの首を一刀両断。さらに後方で慌てているゴブリンの喉元に突きを喰らわせ、そのまま蹴り飛ばす。
一匹のゴブリンが左から棍棒を持って飛びかかってくる。俺は刀で上から月を描くように振り下ろし、敵の棍棒をいなしながらそのまま首元に直撃させた。剣道の基本技だ。
リリスも素早く動き、油断しきっている敵の首に短剣を一撃で加えて回っていた。ものの1分程度で駆除に成功した。
「終わったな…怪我をしている者はいるか?」
「ないよ。鮮やかな戦闘だった。」ガレオンが言った。




