EP2-2
ゴブリン討伐の依頼を受け、俺たちは集落に向かって歩いていた。道すがら情報収集をしていると、俺はふと疑問を口にした。
「魔物が村を襲うってよくあるの?」
リーダーのガレオンが答えた。
「よくあるな。特にゴブリンは数が多い。別名『奪う者』と言われる通り、家畜や武器になるものは手当たり次第持っていくし、人間はその場で殺して持ち帰り、食べるようだ。」
「そんなのが近くにいたら安心して暮らせないよな。」
「その通りだ。だから冒険者が普段から間引きを行っているんだ。」
話は変わり、俺は仲間たちに質問を投げかけた。
「みんな、言える範囲でどんなスキルを持ってるの?」
リリスが先に答えた。
「私は罠探知と俊敏のスキルを持っているの。だから斥候をしているわ。」
ガレオンが続けた。
「俺は剛力と耐久強化だ。タンク一択のスキルだよな…」
アリアンが自分のスキルについて語った。
「僕は火属性スキルとファイヤーボールを持っている。」
皆のスキルを聞いていると、俺も自分のスキルについて考えた。そして、アドバイザーに質問を投げかけた。
「アドバイザーさん、この世界ではスキルって二つなの?」
「大体が二つのスキルを持つのが一般的ですが、稀に無数のスキルを所有する者もいます。それを神の使徒と言われています。」
「わー、これはスキルをたくさん持ってるなんて言えないな…」
俺は心の中でそう思いながら、仲間たちに余計なことを言わないように決意した。




