EP1-9
猪を仕留め、気持ちを落ち着けた俺は、サーチスキルで再び周囲の気配を確認した。ツノウサギの気配は減っているが、それでもまだ狩りは続けられそうだ。しかし、これ以上の無理は禁物だ。ギルドに戻って報告することにした。
「スキルポイントを確認する。」とアドバイザーに指示を出す。
「現在、65ポイントです。」
「よし、結構溜まったな。」
街道を戻り、ギルドに向かう。受付に討伐報告をし、依頼を完了させる。報酬として銀貨3枚を受け取り、さらにツノウサギと猪の獲物を売却した。売却によって金貨1枚と銀貨4枚を手に入れた。
「ホクホクだ。」
街の雰囲気に浸りながら、仕事終わりに酒場に足を運んだ。ビールに似た飲み物「ポルン」と、ステーキと野菜の串焼きを頼む。ポルンはぬるいが喉に沁み、比較的爽やかな味わいがあった。クラフトビールのバイツェンに似ていると感じながら、食事を楽しむ。
「いい気分だ…」
満腹になった俺は、部屋に戻るとアドバイザーに気になっていることを尋ねた。
「スキルで地球のものを出したりできない?」
「可能です。アイテム召喚のスキルを400ポイントで取得できます。しかし、一日一回の使用制限があり、文明を破壊するようなものは召喚できません。」
「ふむふむ、これは真っ先に取得しよう。」
地球の便利なアイテムを召喚できるということは、この異世界での生活を大いに助けるだろう。だが、400ポイントはかなりの高額だ。これからは効率よくスキルポイントを稼ぎ、早急にこのスキルを取得する計画を立てることにした。
「よし、明日からも頑張るか。」




