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あるたいる
あるたいる
「森 タスク」
彼は淡く呟いた。
その声音は周りを沈めるかのようでもある。
「いいんだ、名前が変わっても」
わからない。
しかし、俺は確かにわかった。
生を得ようとしていたと。
「作り物はアイツもだ。佐部タスクもだぞ」
苦しくて、今にでも吐きそうな力。
なんだこの感じ。
誰かに……同情されたかったのか。
神名、フォレスト・スタークを名乗るときが。
そして、最後の力。
不可逆の力を使い全てを壊す。
そうして佐部タスクと希望マイを救う。
俺には何もない。
やっとわかった。
あのタスクと、俺は一緒だった。
でも決定的に違うのは、全てだった。




