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Doom! 二丁拳銃使いのFランカー  作者: 土佐牛乳
第一章 リライト

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第九話

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53話


「ところでよ~タスク」

 左には誰もいないので、トウマが、割り込むようにして、座り込んできた。

「なんだ? なにか気になることでもあったのか?」

「日本ってどんなところなんだぁ~? この俺様は、アメリカしか知らねえんだよ」

 トウマは、日本がどんな国なのかあまりわからないらしい。

 資料に、日本人の特性のようなものは、それなりに詳しく乗っていたが、しかし日本がどんな国なのかそれらは全くと載ってはいないので、こんな質問も仕方のないことなのかもしれない。

 ほかのチームの人たちも、それなりに興味があったようで、僕の話に、聞き耳を立てるように、僕とトウマの話をしているところを、見ている。

「うーん、シャイな国民性があるように、すこしだけ湿っぽい」

 ちなみに、人間性も湿っぽい人間が多いと付け加えた。

 それはあなたでしょと、ミライに突っ込まれたけれど。

「とにかく、島国だから何もかもが小さく映ってしまうかもな」

 それらしいことを、言ってみた。

 トウマは、ふむふむとうなずいていた。

「日本にはニンジャってやべえ戦闘民族がいるんだろう?」

 これはアニメの影響かもしれない。

「ああ、ニンジャはジャパニーズアサシンってところだよ」

 トウマの顔が輝いていた。

 トウマは、忍者が好きらしい。

「まじかよぉ~ なおさら楽しみになってきたぜ」

 顔が新しいおもちゃを見つけた子供のように、明るいものとなっていた。



 そして、フクオカへと僕らは着いた。

 それぞれの荷物を肩で背負いながら、空港に足を踏み入れた。

 一般客の人たちが僕たちの部隊を物珍しそうに見ていた。 それぞれの荷物を肩で背負いながら、空港に足を踏み入れた。

 一般客の人たちが僕たちの部隊を物珍しそうに見ていた。

 黒づくめということもあったんだけれど、やっぱりそれなりの兵士の恰好であったのかもしれない。こんな市民の前でこのような格好でいるのは僕はあまり好きではない。まるで見せびらかしているような気がしてならないので、どうも僕にはこのような格好で一般人の前で出歩くのはあまり思わしくなかった。

 たしかに、この国家間による非常事態でこの格好をするのは、一つの戦闘が近づいているというメッセージ性はあるのかもしれない。となるとこの平和になじみ切ってしまったこの国ではある程度の効果はあるのかもしれない。

 話を聞いたところだと、司令官はこうぴしっとするのが好きだって。


 僕らは、福岡市に置かれている駐屯基地からきたバスへと乗車し、そのまま、日本能力者機関と会議をする、博多多目的ホールへと着いたのだった。

  外はこれから始まる戦闘を照らすかのように快晴であった。

  そして、僕らが乗ったバスの駐車エリアたちには、ほかの組織の中継バスが何台か止まっている。日本の能力者、まあ僕らと歳が血が近いような人たちと、初めて会うことになる。どのような人たちなのか僕には、まったくと検討がつかない。イメージとしてはロボット人間のような鉄人無機質ロボットのようなイメージがある。

  すると、一人の男性がもう先についていたのか、玄関のドアを開けたのだった。そして瞬時に僕らに気づくと、敬礼をした。体格は間違いなく二メートル近くあり、まさに山という表現が当たっているくらいに、大きく巨大な鍛え上げられた筋肉。まるで同じ人とは思えないほどに大きな体格をしていたたために、一つの大きな圧のようなオーラがあったのだった。まさにイメージ通り、鉄人無機質ロボットのような表情をしてもいるが、しかしながら、強者に名だたるような先鋭された眼で僕らを一望しているのだった。その顔は一切にして動くことはなく、まるで人間選別をしているかのようでもある。しかし、ここで司令官はなにも驚くことはなくして、彼の前に踏み入れたのだった。

 僕は少しだけ、彼のオーラに圧倒されたのだけれど、僕もまた率いるものであるために、ここでどうこうしているのはナンセンスであるのだ。しかし手のひらは汗だらけだった。

「話は聞いているな。DARRPA所属参謀長USSOCOM特殊作戦司令官のダリル・マダクネルだ」

「ハッ! ダリル参謀長、お待ちしておりました」


「楽にしていい。執行役、盾田剣志」


 執行役というのは僕にはどのような意味があるのかよくわらなかったけれど、たぶんは、役職のようなもので、彼はそれなりに強いのかもしれない。


「今宵は満月だ。さあ会議を始めよう」


 ダリル不敵な笑みを浮かべているのだった。


 ◇ ◇ ◇


「以上。現時刻をもって解散とする。各自規定時間の作戦に備えて準備をしておくように」

 明朝四時、ダリル現作戦司令は、会議の終わりにそのようなことを言ったのだった。

 ダリルの言葉で、皆は解散をしたのだった。

 僕ら、日本国外のESP所持者たちは、この博多多目的ホールで就寝となった。

 基本的に、作戦によっては地べたで寝ることもあるので、床があるということだけでもなかなか良かった。

 それはそれとして、一人の男が僕に近づいてくる。

 それは、歩くごとに地響きを起こしてしまうのではないのかと、疑ってしまうほどに、気迫と、そして一つの絶対なる個、のようなものがあった。歩くだけで、ここまで表現するのはないが、しかしながら、それでも明らかに普通の人間とは全く違うような経験を積んだとは歩く姿だけでわかってしまった。

 固唾を飲んで、僕はその僕に対して歩いてきた人物をしかと見届けた。


「聞いての通りだ。承知してはいると思うがが、私が盾田剣志だ」

 彼は僕にそういうと、すっと握手をしてきたのだった。

 僕はすこしだけ、緊張というよりも、警戒をしていたために、彼に僕のこわばった些細な態度がわかってしまうのかもしれない。しかしできるだけ悟られないように、返答をしたのだった。

「水流タスクです。このたびはよろしくお願いします」

 彼の人間とは思えないほどに肥大している右手の握手を答えた。

 こいつだけ、普通の人間じゃないという感想がでてしまう。


「体格に似合わず、慎重目な性格でな。そこまで異物として見る必要はない」

 律儀に答えていた。厳格なリーダーのようだ。


「はい、イメージどおりの人間ですね」

 結構失礼なことを言うものだな僕という人間は。


「噂には聞いている、最弱の屹立者〈リバース・リバース〉。あの反則返し〈インベーダー〉を倒したことがあるとな」

 ヤングサンクションズ、前判定一位の強者、反則返しの異名を持つ相手。

 その事柄を知っているのは、限られた人間だけだ。


「なるほど…… 僕のことはわかっているようで」

 挑発をするように、探りを入れた。日本ESP能力者機関の取締役にして、執行役にして、トップにして、頂点にして、山のような巨体で日本支部を収めている人間。


「まあな、君の活躍は、君の予想以上のものだよ」僕を見るに彼はそんなことを言っていたのだった。ならば彼が知っているのも無理はないのかもしれない。続けて「ともに戦う仲になる。如何せん、どういうやつなのかという把握は必要だ」

 僕と、そのチームを見るに、もっともなことを盾田はいうのだった。マイはだんまりを決めて、トウマはたじろぎ、そして、ミライはただ僕と彼の会話を聞いているだけである。彼らもまた、あまり盾田のことはよくは思っていないらしい。


「右から順に、マイ、トウマ、ミライです。僕のチームでもあります」

 軽く盾田に紹介をして、そしてそのほかの三人は軽く会釈をする程度である。


「なかなかスペシャルなチームだとという噂は聞いているさ。それ相応の活躍を期待している」漠然と構えながら、まるで長官のように言っている。

「しかし…… タスク、お前とはどこかで会ったような気がしてならない」

 突然とそんな雑談を始める盾田であった。僕はこいつが何を言っているのかという感想が初めにでてきたが、それもそうかもしれない。すこしだけ、こいつの顔を見るに、どこか懐かしいような気分になったのは僕だけではなかったようだった。だが、それもまた気のせいなのかもしれない。

「気のせいです」

 僕らはこれが初対面だ。ただそれだけだよ。


「おっちゃんそこで何をしてるんやぁーーーー!!??」

 と、盾田の体格が、それも道路を整える機械ほどありそうなほどの巨体が、大きく揺れたのだった。どれほどまでのバカ力なのか、たとえ超筋力系統の能力を持っている人間でが全力で揺さぶっても揺れることはないというくらいに、おおきな体格が、いとも簡単に揺れたのだった。それも、何かにぶつかってしまったかのように。


「エフカさん…… 私は今、取り込み中です」

 やれやれと盾田が、その揺らした本人、そして声の主へと体を向けた。盾田を動かした人間の全貌が見えたのだった。僕という人間は、その人物に、すこしだけ不吉だという印象があった。確かに、人は見かけには左右されない。だがしかし、あきらかに、不気味に見えたのだった。

 顔は誰が見ても美形といわれるほどの容姿であった。黒のセーラー服、いいやそれが着ているものは、それを催した戦闘服であった。動きやすいようにところどころ強化ゴムを使った改造が施されている。そして防弾機能もあるようだった。いつでもどこにでも戦闘ができるという前提でセーラー服という選択をしたのかもしれない。なによりも、異色を放っていたのは、彼女の表情であったのだ。なんとも言えないほどに、無表情でなりながらも、声という一つのその装飾に、すべての感情が込められるようになっているとわかるくらいに、声で気分が分かった。だからこそ、顔はまったくというほどに、無表情であったのだ。背中には大きく、そして禍々しいほどのオーラを放っている大剣を背負っている。日本という国は異質である。

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