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Doom! 二丁拳銃使いのFランカー  作者: 土佐牛乳
第五章 人類のミッドポイント

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120/123

人類適合率0.002%

「大佐、人類のミッドポイントのミッションがあります」

 男はそう言った。

 男の名前は、佐部佑。

 タスクの愛称で呼ばれている。

「そこには何があるのだね」

 相変わらずタバコを咥えている。

「僕のお父さんの書類を制作している機関があります」

 美咲は、ゆっくりと、消していく。

「もうこの世界に何も残らないほどの、力‘‘修復‘を作った男だぞ」

 そうなのだ、実はその男に憧れていた過去がある。

「実は、よくわかります」

 彼がしてきたものは、世界を相手にするものだ。

「何度も聞くが、今は魔道化学が進んでいる」

 手に持っているものは、その結晶体である、‘スフィア‘。

「スフィアはどうしていいと」

 しばらくの沈黙の後。

「ああ、ちょうど君が‘‘産まれた‘‘ことが、世界に対してどうして有効なのかを。そのお母さんと話をしているところだ」


「私は関係がない」

 映像を見る。

「どうして関係がないと」

 一人の女性がそう言って、泣き叫んでいる。

「私は科学者だ、もう人類に未練はない」

 目の前の女性がびんたをした。


 ‘スフィア‘の情報がなくなった。


「この次の世界が私たちのものだ、タスク、修復をしてお前には罰がある」

「はい」

「それは、不死身の体を得てしまったことだ」

 そうだ、俺は不死身だ。


 だから、俺は……


「ご父上を救いに行きます」

「わかった」


 スフィアの力ですべてがメタ的に解明された世界。

 人類がこの先どうしていくか。

 それらもすべてはスフィアの通りにしなければならない。

 この男佐部佑。


「人類のミッドポイントに行きます」

「ああ、最後に人類適合率の話をする」


 剣はメモを開く。


「0.002%がお前の神へと至らせる仕組みだ」


 そのメモを投げ捨てた。


「ありがとう先生」


「ああ、一時間で用が終わる。帰ったらシャンパンファイト」


「まだ17です」


「気にするな」

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