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せいの一族

作者:國生さゆり
せいの一族

ここは東京の郊外にある、そう、四半世紀前、バブル期の頃、名作と未だ題名を口にすれば「ああ〜」とドラマ内のエピソードに事欠かなかったり、「尻カッチンでみどり山なんです」と巻きをお願いするマネジャーが名を挙げるのを聞いて、妙に納得させられ「わかりました」と承諾する内心で“この子は売れる“と他局のスタッフが思ったりもした。あの“みどり山スタジオ“である。

 館内で一番大きなスタジオAには今、“なんだか商店街“のセットが建てられている。セットの左側手前にあるのは“狸“という名の足袋屋(たびや)、その向かいには“杵屋(きねや)“という下駄屋、その隣には立ち食い蕎麦屋“いつも“、路地を挟んだ真向かいは“ミドリ“という名のスナックがあり、セットの一番奥には毘沙門天が祀られているであろう、こじんまりとした鳥居が僅(かす)かに見えている。このセットで今クール撮影されているのは「せいの一族」という題名のドラマだ。ドタバタと波乱が起きた時、「せーの」という掛け声と共に力を合わせるという意味が込められての命名だ。撮影はスケジュール通りに進んでいたが、脚本は上がりが遅い事で有名な冨永が担当している為、俳優陣はファックスで送られてくるシーンをその場で読み、覚え、リハーサルを2、3回やって本番にのぞみ、たまに前後のつながりがわからない状態での撮影になったりもしている。

あの頃、一つのテレビを家族で囲んでいたあの頃、見ていたテレビドラマのお話です。


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