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魔導師協会のオークション会場は混雑を極めている。

司会進行に指名された男は、ベテランと言われる部類に入る位にしてきたが、こんな混雑は初めてだった。

それもそうか、と男は目の前に置かれた美術品を眺める。

渡された資料によれば、無名の新人が修復したと書かれているが、普通に考えれば、あの異世界人であることは分かる。

昼間の騒ぎは、協会内にいた魔導師たちから聞いていたし、幹部のザイアス氏も公表してかまわないと言い出した。

最初、この美術品の持ち主は見映えが直れば良いという内容の依頼だったらしいが、出来上がった美術品を見て、あまりの完成度に膝から崩れたそうだ。

結局、持ち主はこんな素晴らしい物は身に余る、と言う理由でオークションとなった訳だ。

男も実物を見て、そう思った。

「異世界人のセンスがいいのか、修復魔法が上手いのか。」

アシスタントを務める若い部下の男は、うわぁっと声をあげて呟いた。

「どちらも、だろうな。」

「ヤバいですね、もしかしたらオークションの最高金額越えるかもしれませんね。」

部下はえっと、今は金貨2000枚でしたっけ?と男に尋ねる。

「ああ、軽く見積もっても、元値から数千倍してもおかしくないからな。」

美術品の資料を確認する。元値は金貨1枚程度、と言ってもかなりの高額なのだが、もうすでに次元が違っている。

「果たして、いくらになるやら。」

司会の男は今から起きる騒動に似たオークションに、頭を抱えるしかなかった。





結果だけ記すなら。

美術品は魔導師協会始まって以来の高額となり、エレナス公国でも高位貴族の物となった。



その金額は---------金貨1万枚だった。

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