【揺花草子。】<その1507:パテント。>
【揺花草子。】<その1507:パテント。>
Bさん「少し時期は逸しちゃったけど、ちょっと前までは絶賛受験シーズンでしたね。」
Aさん「まあ、そうだねぇ。」
Cさん「と言うかちょうど昨日ぐらいまでが国公立大の入試後期日程だったみたいよ。」
Aさん「あ、そうだったんですか。
じゃあ世の中には受験を終えてひと段落付けたばかりって人も多いんですね。」
Bさん「阿部さんは常に人生と言う試験に落第してるけどね。」
Aさん「なんなの二言目にはぼくを貶めないと気が済まないのきみは?
あんまり上手くないしねそれ?」
Bさん「試験と言えば、マークシート方式のやつがあるじゃないですか。
いわゆる多肢選択式試験。」
Aさん「うん、ありますね。
今日びの試験なんてだいたいそうなんじゃないの?」
Cさん「大学受験みたいに大量の受験者の答案を捌くためには
マークシート式は不可欠よね。」
Aさん「まあそうでしょうね。」
Bさん「マークシートの回答はさ、答案用紙を機械で読取ることで
点数を導き出すスタイルじゃないですか。」
Aさん「うんうん。」
Bさん「つまり採点する人はもう極端な話読取り機に答案用紙を通すだけじゃない。
なんならバイトでもできるおシゴトだよね。」
Aさん「まあ・・・そうなるね。」
Bさん「ぼくさ、このマークシート式試験に於いて、受験者に負わされる苦労に対し、
採点者の負担が釣り合っていないと思うんだ。」
Aさん「え、それはなに、受験者は苦労して回答してるんだから
採点側も相応にきちんと1問1問真摯にマルをつけろって言うこと?
それはマークシート方式の否定じゃないの・・・?」
Bさん「違う違う、逆だよ。
さっきママンも言ったとおり、マークシートは採点の省力化のために
用いられる手段なわけだから、これを不便にした方がいいなんて思わない。
そうじゃなくて、逆に、受験者はもっと楽をしていいはずだと言うわけ。」
Aさん「楽を・・・とは? もっと問題を簡単にするとかそう言うこと?」
Cさん「それじゃ試験の意味が欠けてしまうじゃない。そうじゃないわよ。」
Aさん「んんん〜・・・? どう言うこと・・・・?」
Bさん「マークシートって、解答欄をマークするのに結構な手間を要するじゃない。
BとかHBの鉛筆ないしはシャーペンを用意しなきゃいけないし、
マルなり四角なりを適切な筆圧できちんと塗りつぶさなきゃいけないし。」
Aさん「あぁ・・・うん、そうだね。
でも機械の読取りミスを防ぐには必要なことじゃん。」
Bさん「そうなんだけど、そのための負担を受検者側に負わせるのは違う気がするの。
極端な話、試験には全問正解してるのに、マーキングの仕方が悪くて不合格になる
なんて事態だってあり得るわけじゃない。」
Aさん「うーん・・・。」
Cさん「学力を計るべき試験の前提としてマーキングの能力が必須なのは
話が違うと言うか、筋違いなんじゃないかってことよ。」
Aさん「いやー・・・そう言われても・・・。」
Bさん「そこでぼくは、マークシート方式の答案用紙を規格化して、
その規格に沿ったマーキング専用の筆記用具を開発すれば
いいんじゃないかと思ったよ。」
Aさん「規格化?」
Bさん「そうそう。例えば塗りつぶす領域は 2mm×10mm の長方形って決めて、
ハンコみたいにポンと捺し当てることでその形にマーキングができるペンを作る。
もちろん消しゴムで消せるインクでね。」
Aさん「なるほど・・・」
Bさん「そうすれば塗りつぶしが苦手な人でもそんなに苦労なくマークシートに
回答できそうじゃん。
塗りつぶしに掛かる時間を短縮化することも出来るし、そのぶんより長い時間
試験問題に取り組むことができるよね。
すごくいいこと尽くしだと思うんだ。」
Aさん「それは・・・確かに、そうかも知れない。」
Bさん「クラウドファンディングとかやってみる?」
Aさん「結局商売の話か。」
商品化の折には【揺花草子。】へご一報を。
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