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【揺花草子。】(日刊版:2016年)  作者: 篠木雪平
2015年3月
61/366

【揺花草子。】<その1495:バスター。>

 【揺花草子。】<その1495:バスター。>


 Bさん「3月になりましたけど、まだまだ毎日寒いですね。」

 Aさん「そうですねぇ。」

 Bさん「まあ想像だけど。」

 Aさん「想像だけどね。」

 Cさん「想像ね。」

 Bさん「・・・正味な話、今回のお話は3月1日公開予定ですが

     収録は1週間以上前に行っています。」

 Cさん「だからホントに3月に入っても依然として寒いかどうかは判らないと言うわけね。」

 Aさん「積極的にバラして行くスタイル・・・。」

 Bさん「まあもうそう言う前提で話すけれども、

     たぶんインフルエンザ的なアレがまだまだお盛んなんじゃないかと思うよ。」

 Aさん「お盛んって言う言い方しないでよ。

     そう言うのは40代とか50代のオッサンに使う言い方だよ。」

 Bさん「インフルエンザって、まあ当然ですけど、ウィルスの仕業じゃないですか。」

 Aさん「まあ、そうですね。」

 Bさん「一方、ぼくら界隈ではウィルスと言えばもっぱらコンピューターウィルスですね。」

 Aさん「いやぼくら界隈でそうかと言われるとちょっとどうかと思うけど。」

 Bさん「コンピューターはどんどん進化して来て、

     スマホみたいな手のひらサイズのデバイスも広く普及しているし、

     最近はいわゆる IoT と呼ばれる、家電とか車とか、とにかくありとあらゆるものに

     コンピューターが搭載されて有機的につながって来たりとかしている。」

 Cさん「その一方で、それだけウィルスの脅威と言うものも相対的に増加して来ているわね。」

 Aさん「ええ、はい。」

 Bさん「科学の進歩はついに擬似的な人間を生み出すに至りつつあるね。」

 Aさん「えっ、それは人工知能とかの話?」

 Bさん「そうそう。もう少し進んでヒューマノイドとかまで含みたいけど。」

 Cさん「さすがにそこらへんはまだもうしばらく先の未来になりそうだけどね。」

 Bさん「でもさ、SF作品の傑作と言われる『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』、

     『ブレードランナー』ってタイトルで映画化もされたあのお話では、

     アンドロイドがあまりにも精巧すぎて、

     自分がアンドロイドであるとは気付かず普通の人間だと思ってると言う人たち、

     人たちって言うかアンドロイドたちも登場する。」

 Aさん「あぁー、そうだったね。」

 Bさん「人間と区別つかないレベルって言うことは、生理的な部分でも

     人間と同じになってると言えるんだろうね。」

 Aさん「つまり汗をかいたりものを食べたり排泄したりってこと?」

 Bさん「そうそう、そう言うこと。」

 Aさん「まあ・・・そうなるんだろうなぁ。」

 Bさん「と言うことは、ですよ。」

 Aさん「え?」


 Bさん「インフルエンザウィルスにやられる

     アンドロイドってのもあり得る話だね。」

 Aさん「そうなのかな!!?」


 それはもう人間ってことでいいんじゃないか。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/03/01.html


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