【揺花草子。】<その1491:千差万別。>
【揺花草子。】<その1491:千差万別。>
Bさん「阿部さん、数字の『8』書いてみて?」
Aさん「えっ、数字の『8』?
えーと・・・はい、これでいいの?」
Bさん「んんっ! 違いますっ!」
Aさん「違いますってなんだよ!!
なにそのいつまでも漢字覚えてもらえない
駆逐艦にナメられがちな軽巡っぽい言い方!!」
Cさん「阿武隈ちゃん可愛いわよね。
今度ブリジットもあの髪型させてみたいわ。」
Aさん「前髪触られるの嫌がったりするんですか・・・。」
Bさん「それはそれ、ともかく数字の『8』ですよ。
阿部さんは今、『8』の右上から反時計回りに書いたよね。
アルファベットの『S』と同じ要領の書き方だ。」
Aさん「えっ、うーん、あんまり意識してないけど、確かにそうだね。
右上から反時計方向にペンを動かすね。」
Bさん「『8』って結構人によって書き方違うと思うんだ。
かく言うぼくは『8』の上の○と下の○の接点、つまりちょうど真ん中から
書き始めて時計回りに動かす感じ。」
Aさん「へえ、それは珍しいかも・・・。
左利きだとその方楽なの?」
Bさん「いや利き腕とかはあんまり関係ないと思うなぁ。」
Cさん「ちなみに私は一番下から時計回りで書き始めるわ。
ほら、こんな感じ・・・」
Aさん「えっ!? それはすごい珍しい書き方じゃないですか!?」
Cさん「感覚的には『&』を逆から書いたみたいな感じね。」
Aさん「なるほど・・・そう言われるとそんな感じですけど・・・。」
Bさん「あとは、人によっては○を2つ分けて書くって人もいるよね。
つまり一筆書きじゃなく2画で書く。」
Aさん「うん、確かにそう言う書き方してた人もいたなぁ。」
Bさん「まぁ『8』に限らず、数字の書き方は人によってだいぶ違うみたいだね。
もちろん外国の人はもっと違うしそもそも形が違ったりするし。」
Cさん「『2』の左下がくるんってなってたり『7』に横棒が入ってたりするものね。」
Aさん「ふむふむ。」
Bさん「でもこれはきっと誰もやらないだろうなって言う
『8』の書き方を思いついたの。」
Aさん「思いついたんだ・・・。
誰もやらないってことは誰にもなじまないからだと思うけど、
とりあえず聞こうか?」
Bさん「まず『3』を書いて、
次に裏返した『3』を書く。」
Aさん「ただただ面倒くさいだけじゃないかそれ。」
やっぱりなじまない。
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