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【揺花草子。】(日刊版:2016年)  作者: 篠木雪平
2015年2月
53/366

【揺花草子。】<その1487:メラノサイト。>

 【揺花草子。】<その1487:メラノサイト。>


 Bさん「そんなわけでフルーツゼリーを食べ損ねたブリジット・バーキンですよ。」

 Aさん「根に持たないでよ!! いい加減機嫌直して・・・」

 Cさん「ダメねぇ阿部さん。

     『じゃあ今度一緒に食べに行こう』ぐらい言いなさいよ。」

 Aさん「いやっ!!//// 毎回毎回なんなんですカトリーヌさん!?」

 Bさん「とっとにかく、午後の収録スタートなわけですけど。」

 Aさん「午後の収録って言うかもう夕方だけどね。

     ブリジットが持って来たケーキやらムースやらたっぷり頂いて

     ひとしきりお茶も楽しんでもうすっかり日も暮れる頃合いだけどね。

     しかも収録って言ってもさっきまでもずーっと回ってた(録音してた)し、

     もうブースの外か中かの違いだけで相変わらずのフリートークだしね。」

 Cさん「阿部さんはそう言う点で緊張感に欠けるところがあるわね。

     現代っ子特有の甘えが透けて見えるわ。」

 Aさん「ちょっ!! 随分なこと言ってくれるじゃないですか!!」

 Bさん「現代っ子と言うほどの若さじゃないくせにね。

     いつまでも若ぶらないで欲しい。」

 Aさん「現代っ子に現代っ子批判された!!」

 Bさん「まあでも正直、頑張って3品作って来れて良かったと思うよ。

     チョコタルトがダメになっちゃったときはすごく落ち込んだけど、

     結果的にはまあ良かったかなと。」

 Aさん「ああ、そのチョコタルトの写真見たよ。

     あれはあれですごく美味しそうだったけどね・・・。」

 Bさん「でしょでしょ?

     あれをそのまま捨ててしまうのは勿体なかったので、

     阿部さんが食べたチョコムースの上にのっけてたイチゴは

     地面にブチ撒けちゃったチョコタルトのイチゴを再利用したものです。

     思い出の品を生かす匠の技!!」

 Aさん「そんなビフォーアフターいらないんだけど!! 冗談だよね!!?

     ・・・と言うか、お尻はどうなの?」

 Bさん「え? お尻? 小さいながらもきれいな形をしていると思うよ?」

 Aさん「そんなこと聞いてない!!!////

     転んでしこたまお尻を打ち付けたって話を聞いたから・・・。」

 Bさん「ああ、そっち。

     いきなりお尻がどうこうとか言い出すから、

     阿部さんが突然ぼくを性的な目で見始めたのかと思ったよ。」

 Aさん「酷い誤解しないでくれる!!? すごい濡れ衣なんだけど!!!」

 Cさん「突然じゃなく最初からだものね。」

 Aさん「やめて下さいそう言うの!!! いろいろギクシャクするでしょ!!」

 Bさん「まあでも正味な話、ちょっとした青あざぐらいにはなってるかも知れない。」

 Aさん「えぇ〜・・・それはちょっと大変じゃないの・・・。」


 Bさん「まあ蒙古斑だと思えば。」

 Aさん「きみの歳で蒙古斑とかないだろ。」


 そもそも欧米人にはほとんど表れないそうですね。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/02/22.html


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