【揺花草子。】＜その1486：ドキュメント2.14 #8＞
【揺花草子。】＜その1486：ドキュメント2.14 #8＞
Ｃさん「それにしてもブリジットはホント頑張ったわね。」
Ｂさん「でしょでしょ！」
Ａさん「嬉しそう・・・」
Ｂさん「1品の合間にもう1品仕上げる華麗な時間の使い方、
デキる主婦感満点でしょ！」
Ａさん「いやそれは判らないけど。」
Ｂさん「まあぼくはこれだけのカードを切ってきたと言うことですよ。」
Ａさん「はぁ。」
Ｂさん「となると、です。」
Ａさん「え？」
Ｂさん「ちょっと阿部さん、なにその素っ頓狂な顔。
毎年のことだから充分阿部さんは理解しているはずだよ。」
Ａさん「えっ・・・な・なに？」
Ｂさん「もどかしいなぁ。
ぼくは3品も出して来た。
次は阿部さんの手を見せてって言ってるの。」
Ａさん「あー・・・。」
Ｂさん「去年も生チョコ持って来てくれたでしょ？
今年は？」
Ａさん「えーと・・・。」
Ｂさん「え、なに？ もしかしてその顔は今年はなにも用意してないとか？
もらう専決め込むつもりだったとか？」
Ａさん「もらう専って何！？ 聞いたことないポジションだけどそれ！
・・・って言うか、いや、持って来たは持って来たんだよ。
2人がチョコ系統だろうと思ったから、ぼくは少し方向性を変えて
フルーツゼリー的なアレをね・・・。」
Ｂさん「おぉ、いいじゃない。やるじゃない。」
Ａさん「カトリーヌさんが食べちゃったけどね。」
Ｃさん「ごちそうさまでした。」
Ｂさん「なにーそれー！！？？？」
出来れば黙っておこうと思っていた。
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