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【揺花草子。】(日刊版:2016年)  作者: 篠木雪平
2016年12月
362/366

【揺花草子。】<その1796:レゾンデートル。>

 【揺花草子。】<その1796:レゾンデートル。>


 Bさん「英単語でさ、単数形と複数形が同じ単語ってあるじゃん。」

 Aさん「え? えーと・・・

     read みたいな?」

 Cさん「それは現在系と過去形と過去分詞形が一緒の単語でしょ。」

 Aさん「あぁ、そうでした・・・」

 Bさん「でもニュアンスは近いかもね。

     例えば『carp』とか『sheep』。」

 Aさん「鯉とか羊とか?」

 Bさん「そうそう。

     これって、例えば複数の鯉や羊を two carps とか two sheeps とは言わないの。

     two carp 、two sheep って言うんだよ。」

 Aさん「なるほど。単数形でも複数形でも綴りが一緒なんだ。」

 Bさん「そうそう。そう言うこと。

     専門的には『単複同形』って言うんだって。

     魚の群れと言う意味合いでの fish とか、

     日本人の総体としてを表わす Japanese なんかも単複同形だね。」

 Aさん「ふむふむ。」

 Cさん「例えば魚はもともと群れで暮らす生き物だし、羊とかもそうよね。

     そう言うのが単複同形になる理由じゃないかと言われているわ。」

 Aさん「なるほど、一理あります。」

 Bさん「これはさ、つまりさ。」

 Aさん「え?」


 Bさん「『我は個にして全、全にして個なり。』

     ってやつだね。」

 Aさん「そう言うやつではない。」


 王蟲。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/12/27.html


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