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【揺花草子。】(日刊版:2016年)  作者: 篠木雪平
2016年12月
359/366

【揺花草子。】<その1793:無謀なチャレンジ。>

 【揺花草子。】<その1793:無謀なチャレンジ。>


 Bさん「そんなわけで今日はクリスマスイブですよ。」

 Aさん「ああ、うん、そうですねぇ。」

 Cさん「阿部さん的には人気アニメ全9作ニコ生一挙放送の中日よね。」

 Aさん「イヤッ!

     いや・・・まあ確かにそうなりますけども・・・。」

 Bさん「正直ラインナップに隙がなさ過ぎてニコ生さんツボを押さえ過ぎって感じだよね。」

 Aさん「そうだねぇ。

     惜しむらくは『のんのんびより』が1期だけだってことかな。」

 Bさん「・・・って、そんなことはどうでもいいの!

     今日はクリスマスイブですって話だよ!」

 Aさん「あっハイ。」

 Cさん「その『いやそう言われても特に関係ないですし』みたいな顔がすごいわね。

     少しは何か特別な企画の持ち込みぐらい考えたらどうなのかしら?」

 Aさん「そう言われても・・・。」

 Cさん「ブリジットがむんつけてるわよ。」

 Aさん「むんつけるとかピンポイントな言い方しないでくれます?」

 Bさん「べっ別にむんつけてはないよ!!?////」

 Cさん「まあ言っても2011年に始まった【揺花草子。】、

     まあ当初は『ゆるトークシリーズ』と言う企画名だったけれども、

     そのころから数えればもう6回目のクリスマスになるわけよね。」

 Aさん「うーん、もうそんなになりますか。」

 Bさん「最初の年はぼくは『阿部さんの居ないセカイ』を望んだんでした。」

 Aさん「今になって振り返ってみると酷いなそれ!!」

 Cさん「今は居なくなられちゃ嫌なくせにね?」

 Aさん「(っっっ////)」

 Bさん「と・ともかくその次の年は『クリスマスの奇跡を信じるココロ』と言う

     ステキ物品をぼくは阿部さんにあげたのです。」

 Cさん「夢見がち感ハンパないわね。」

 Aさん「イヤッ!! 言ってやらないで下さいそう言うことは!!」

 Bさん「翌2013年は・・・えー・・・////」

 Cさん「『来年もいっしょにクリスマスを過ごそうねって言う約束』だったわよね。」

 Aさん「(ハッキリ言うなあ////)」

 Bさん「そ・その翌年は初めてお互い形のあるプレゼントをあげあったんだったね。

     ぼくから阿部さんにはネクタイを。

     阿部さんからぼくにはヘアピンを。」

 Aさん「う・うん、そうでした////」

 Cさん「今日ブリジットがつけてるやつね。」

 Aさん「(ガッツリ触れてくるスタイル!!////)」

 Bさん「そして去年2015年は・・・」

 Aさん「これと言って良いものが思い浮かばなかったから、

     2人で買いに行くことにしようと言う約束を・・・」

 Cさん「『俺と買い物デートできる権利』って言う俺様感満点のプレゼントだったわね。」

 Aさん「いやそう言う言い方しないでくれます!!???

     さっきからあなた酷いな!!」

 Cさん「まあなんにしても、私的にはクリスマスイブって言うのは

     年に1回ブリジットのデレが見られる日と言う位置付けなのよね。」

 Aさん「なんですその位置付け? 明らかにポジション取り間違ってないです?」

 Bさん「べべべべつにデレてるわけでは・・・////」

 Cさん「じゃあ今年はお互いどんなプレゼントを用意したって言うの?

     そして私にはどんなプレゼントをくれるって言うの?」

 Aさん「あれカトリーヌさんの話は今まで一個もしてなかったですけど!?

     急に飛び込んで来た感ありますけど!?」

 Cさん「ファーサイドを狙ってピンポイントでセンタリングを上げたのに

     ニアに飛び込んでボレーでゴールをかっさらう感じよ。」

 Aさん「なんですその感じ・・・。」

 Cさん「そうは言っても、正味な話2人とも今年は特に何も用意してないんでしょ?

     2人ともこの数日全然クリスマス感出してなかったし、

     それどころかもう何ならスルーしようかぐらいに思ってたでしょ?

     そう言うのちゃんと分かるんだからね?」

 Aさん「いやちょっ・・・なんでそんなに怒られなきゃならないんですかね・・・。」

 Cさん「そんなわけで、私から2人に指令を出します。」

 Bさん「指令?」

 Cさん「来年1年間かけて、お互いにプレゼントをあげ続ける。」

 Aさん「あげ続ける?

     いやそれはちょっといくらなんでも・・・」

 Cさん「まあ聞きなさいな。

     そりゃ毎回毎回高級なプレゼントを用意しろとは言わないわ。

     無収入の阿部さんにそんな負担を強いるほど私も鬼じゃないわよ。」

 Aさん「無収入ではないですけど!?」

 Bさん「じゃあなに? お金のかからないプレゼントってこと?」

 Cさん「Exactly。」

 Aさん「(ダービー弟・・・)」

 Cさん「つまり、こう言うことよ。」

 Bさん「え?」


 Cさん「来年1年間、

     ブリジットは月に1回以上のペースでデレて、

     阿部さんは月に1回以上のペースで

     ブリジットに『可愛い』って言ってあげる。」

 Aさん「(敷居高い!!!!!)」

 Bさん「(敷居高い!!!!!)」


 Cさん「来年の年末に監査するからね。」


 果たしてこのプレゼントは果たされるか?


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/12/24.html


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