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【揺花草子。】(日刊版:2016年)  作者: 篠木雪平
2015年2月
35/366

【揺花草子。】<その1469:戦場。>

 【揺花草子。】<その1469:戦場。>


 Bさん「で、今日は立春です。」

 Aさん「あぁ、そうですねぇ。

     節分の次の日だもんね。」

 Bさん「だいぶ春めいて来たよね。」

 Aさん「ウソだろ・・・!!!

     ぼくらの街じゃここからが寒さ本番なんだけど・・・。」

 Bさん「そうやって気持ちの中だけでも春だと思っておけば

     いろいろ耐えられそうな気がするから。」

 Aさん「切なすぎだろそれ。」

 Bさん「まあ暦の上では春を迎えたとは言え、

     阿部さんも言う通り時候はまだまだ厳冬真っ只中。

     春の訪れなどまだ遥か未来の出来事です。

     5年は先じゃないかと思われる。」

 Aさん「いや5年待たないと春が来ないってどこの惑星だよ。

     2か月したら春が来るよ。」

 Bさん「阿部さんの春は来世まで待たないとダメだけどね。」

 Aさん「なに言ってくれてんの!?

     今世に春が来ないってなんで決めつけてくれてんの!?」

 Bさん「そんなわけでまだまだ寒いし、たぶんあと1回2回はぼくらの街でも

     どかーんと大雪が降るんだろうねぇ。」

 Aさん「うーん・・・まあ、そうだろうねぇ。

     1回2回で済めば御の字って感じじゃないかな。

     なんだかんだ言って北国だからね。」

 Bさん「そりゃもう。薩長に一山百文と軽んじられるわけですよ。」

 Aさん「だから何かにつけ薩長を持ち出さないでよ。ひがみっぽいよ。」

 Bさん「とにかく春が待ち遠しい。」

 Aさん「あぁ、そうなの?

     なにか春になったらしたいこととかあるの?」

 Bさん「あるよ!」

 Aさん「そ・そうなの? なに?」


 Bさん「ぼく・・・春になったらあの子と結婚するんだ・・・。」

 Aさん「唐突な死亡フラグ!!!」


 そんな予定はありません。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/02/04.html


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