【揺花草子。】<その1781:オールアバウト的な。>
【揺花草子。】<その1781:オールアバウト的な。>
Bさん「結婚式のご祝儀とかは新札がマナーだと言うじゃないですか。」
Aさん「あぁ、うん、そう言うね。
きみの若さで良くそんなこと知ってるね。」
Cさん「阿部さんも今言われて初めて知ったってことかしら?」
Aさん「そんなことは言ってませんよね!?
ちゃんと知ってましたよ!? 大人としての一般常識でしょ!?」
Bさん「新札は金融機関とかで交換してくれるそうだね。」
Aさん「そうだね。銀行とか郵便局とかね。」
Cさん「阿部さんの場合は交換してもらう元手の捻出から頑張らなきゃね。」
Aさん「どんだけ極貧なんですかぼく。」
Bさん「例えば結婚式ならさ、新郎新婦との関係性とか
夫婦で出席するかどうかとかで違うけど、
ご祝儀の相場としては¥20,000〜¥50,000ぐらいじゃない。」
Aさん「まあ¥20,000にする時もお札は3枚にするとかはあるけどね。」
Cさん「ここぞとばかりに大人知識ひけらかして来たわね。」
Aさん「うるさいです。」
Bさん「でね、新札みたいに、しわや折り目がついてないお札のことを
俗に『ピン札』って言うじゃないですか。」
Aさん「言いますね。」
Bさん「これは『お札がピンピンに伸びている様』を表わしてるわけだよね。」
Aさん「そうだろうね。」
Bさん「一方、『ピン芸人』って言う言い方もありますよね。」
Aさん「あぁ・・・うん。
コンビとかトリオじゃなくて1人で活動している芸人さんのことだよね。」
Cさん「そう言う意味じゃ阿部さんは『ピン無職』ね。」
Aさん「ピン無職と言う凄まじい破壊力の貶し言葉!!!
なに言ってくれてるんですかホント!!!」
Bさん「そんなわけで、ぼくは思ったんだけど。」
Aさん「なにを?」
Bさん「例えばご祝儀で¥30,000包むとしてさ。
『お前ご祝儀いくら出すの?』『¥30,000かなー』みたいな会話って、
少し憚られるじゃん。
カネの話ってなんか汚いじゃん。」
Aさん「まあ・・・分からんでもないかな・・・。」
Bさん「だから『¥30,000』のことを隠語で
『トリオ札3枚』って呼べばいいと思うよ。」
Aさん「逆に解り辛いわ。」
じゃあイー万と呼べばいい。
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