【揺花草子。】<その1776:スカイ・ハイ。>
【揺花草子。】<その1776:スカイ・ハイ。>
Bさん「阿部さん毎日大変でしょ。」
Aさん「えっ? 大変ってなにが?」
Cさん「生きることとか。」
Aさん「いやそう言うレベルの話なんです!?
なんでぼくそんな生き下手みたいなポジションなんです!?」
Bさん「ぼくらみたいな大概女子2人を向こうに回して
気苦労も絶えなかろうなーと思うわけ。」
Aさん「いや・・・大概女子って言う言い方自体がもう割かし大概だけど、
まあ、確かに気苦労は多いけど・・・。」
Cさん「『だがそれがいい!』と言うことね。
さすがMっ気たっぷりね。」
Aさん「そんな茶目っ気たっぷりみたいな言い方しないでくれます?」
Bさん「そんな気苦労の多い阿部さんに、たまには休暇をあげようと思うよ。」
Aさん「いやちょっと待って?
なんできみの裁量でぼくが休暇を取ることになるの?
別にきみはぼくの雇用主ではないよね?」
Bさん「そう言う言い方をするなら阿部さんは誰からも雇用されてないじゃん。
無産階級じゃん。」
Aさん「その言い方癪に障るな!!」
Bさん「あのね、こんな風に、休暇を取るときにさ、
『たまにはゆっくり羽根を伸ばしておいでよ』みたいな言い方するじゃない。」
Aさん「あぁ、うん、しますねぇ。」
Bさん「つまりは、普段いろいろ大変でのんびりする暇もないけど、
たまの休みにはのびのびと過ごしなさい。と言う意味だよね。」
Aさん「そうだね。」
Bさん「でも羽根を伸ばすと言う行為が
鳥たちにとってリラックスになるかどうかは
ちょっと議論の余地があると思うんだ。」
Aさん「なんだよそのいちゃもんの付け方。」
年中羽根伸びっぱなし。
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