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【揺花草子。】(日刊版:2016年)  作者: 篠木雪平
2016年11月
328/366

【揺花草子。】<その1762:春夏秋冬朝昼晩。>

 【揺花草子。】<その1762:春夏秋冬朝昼晩。>


 Bさん「『乙女の祈り』あるじゃないですか。」

 Aさん「『乙女の祈り』って・・・あのピアノ曲の?」

 Cさん「そう言う競走馬もいたわよね。」

 Aさん「そっち方面にも明るいんです?

     カトリーヌさん底知れないですね・・・。」

 Cさん「いや、今のは教養レベルの知識よ。そんな詳しいわけじゃないわ。」

 Bさん「ま、ともかく阿部さんの言った通りピアノ曲として知られる『乙女の祈り』。」

 Aさん「はぁ。」

 Bさん「バダちゃんの持ち曲だね。」

 Aさん「バダちゃんって言うなよ。

     またすっごいポイントの狭い話をしているよ。」

 Cさん「最近土曜日になるとギョーザーが食卓に上がりがちな一因よ。」

 Aさん「バーキン家の食事事情は別にこの際どうでもいいです!」

 Bさん「とにかく『乙女の祈り』。

     ポーランド出身の女性作曲家・バダジェフスカによる、

     現在残る彼女のほぼ唯一の楽曲です。」

 Aさん「うーむ。」

 Bさん「この『乙女の祈り』、

     フランス語で言うと『La prière d'une vierge』と言います。」

 Aさん「お・おぉ・・・思わぬ発音の良さ・・・」

 Cさん「さっきの休憩中にバックヤードで練習してたわよ。」

 Bさん「言わないで!!!////」

 Aさん「さすが似非フランス人。」

 Bさん「似非とか随分な言いようじゃないのさ!」

 Cさん「阿部さんだって似非社会人のくせにね。」

 Aさん「似非社会人と言う圧倒的な罵詈雑言!!」

 Bさん「ともかく『La prière d'une vierge』。

     カタカナで書けば『ラ・プリエール・デュン・ヴィエルジュ』となります。」

 Aさん「うーん。舌噛みそう。」


 Bさん「日本語で言えば『ぷりぷりパン』。」

 Aさん「『乙女の祈り』って言ってるだろ。」


 バラの品種の名前だとももかっぱちゃんのお兄ちゃんが言ってた。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/11/23.html


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