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【揺花草子。】(日刊版:2016年)  作者: 篠木雪平
2016年11月
312/366

【揺花草子。】<その1746:モンスター級。>

 【揺花草子。】<その1746:モンスター級。>


 Bさん「阿部さんはヨーグルトとかカップアイスのフタなめる畑?」

 Aさん「えっ・・・いや・・・まぁそれは・・・。

     そんな行儀の良くないことはね、ホラ・・・」

 Bさん「えぇ〜? そうなの〜?

     でも少なくともスプーンでこそぎ取る畑でしょ?」

 Aさん「イヤッ・・・それは、なんと言うか・・・」

 Bさん「ちなみにぼくは綺麗になめ取る畑です。」

 Aさん「なめ取る畑なのかよ!

     だったら正直に言えばぼくだってそうだよ!」

 Cさん「なんだ、やっぱりそうなんじゃない。」

 Bさん「なんでそんな曖昧な答え方したのさ。」

 Aさん「いや・・・だってホントのこと言ったら

     はしたないとかまた罵倒されるんじゃないかと・・・」

 Cさん「そうやって問題を小さく見せようとする姿勢は

     上司からの評価を最も下げるやつよ。」

 Aさん「イヤッ!! いや・・・まあ弁解の余地もないんですけど・・・。」

 Bさん「個人的にはある意味あのフタに付いてる部分こそが主役だと思ってるからね。

     豆乳で言えばおからみたいなもんだと思ってるから。」

 Aさん「豆乳とおからならどっちも主役級だと思うけどね!?」

 Bさん「でね、ある日、ヨーグルトを食べようとしたぼく。」

 Aさん「はぁ。」

 Bさん「今日ももうベロリンマンが引くレベルでべろべろ舐めてやるぞ覚悟しろこの野郎。

     なんて思いながら、ウキウキしながらフタをピリッと剥がす。」

 Aさん「ベロリンマンとか懐かしいな。」

 Bさん「でもなんと、その日のヨーグルトには、

     驚くべきことにフタに全く上澄みが付いてなかった。」

 Aさん「おぉっ・・・! そんなことあるんだ・・・!」

 Bさん「正直我が目を疑ったね。」

 Aさん「まあ・・・そうかもね。なかなかないと思うよ。」


 Bさん「カネ返せ! って思ったよ。」

 Aさん「だから本体はカップの方に入ってるやつだからね!!?」


 すぐにクレームをつけたがる。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/11/07.html


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