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【揺花草子。】(日刊版:2016年)  作者: 篠木雪平
2016年9月
304/366

【揺花草子。】<その1738:風物詩。>

 【揺花草子。】<その1738:風物詩。>


 Bさん「今日はなんですかハロウィンの話題とかしなきゃいけないんですか?」

 Aさん「いや知らないよ。

     打合せに沿って進めてくれよ。」

 Cさん「今年も阿部さんは『お菓子をあげるからイタズラさせて』の

     スタンスなんでしたっけ?」

 Aさん「そう言うタチの悪いこと本気でやめてくれませんか!!???

     完璧アウトですからねそれ!!???」

 Bさん「まあどっちにしてもすっかり市民権を得た感のあるハロウィンですが。」

 Aさん「はぁ。」

 Cさん「かたや住民税を滞納する市民としての義務を果たさない阿部さんね。」

 Aさん「それ並べて語ることですか!?

     って言うか税金滞納とかって誹り酷すぎですね!!」

 Bさん「そうじゃないよね、ちゃんと払ってるよね。」

 Aさん「そ・そりゃもちろん。払ってますよ。」

 Bさん「ただ人より少ないだけだよね。」

 Aさん「そう言う言い方は腹立つなきみ!!」

 Bさん「まあともあれハロウィン。

     ハロウィンと言えば浮かれたパーリィピーポゥたちが仮装をして街に繰り出して

     飲めや歌えの大騒ぎをするイベントって感じですね。」

 Aさん「いや・・・そうですかね?」

 Cさん「そして道路にとんでもない渋滞を引き起こすのよ。」

 Aさん「なんでそう後ろ向きなことばっかり言うんですかね?

     もう少し楽しいイベントのはずでしょ?」

 Bさん「でも阿部さんだってぶっちゃけ本当は

     腹に据えかねるものがあるわけでしょ?」

 Aさん「いや・・・うーん・・・。」

 Cさん「『けっ。浮かれやがってリア充どもが。

      さっさと道交法違反でしょっ引かれて交番で冷静になって赤っ恥かけ。』

     とか思ってるわけでしょ?」

 Aさん「イヤなんでそんなひがみっぽいキャラなんです?

     そこまでは思ってないですよ?」


 Bさん「そう言うアンチハロウィン気取り

     逆にカッコ悪い。」

 Aさん「イヤきみらだって人のこと言えないだろ!!」


 まあ楽しいんならそれで良いんじゃないですか。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/10/30.html


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