【揺花草子。】<その1704:平均年齢も下がる。>
【揺花草子。】<その1704:平均年齢も下がる。>
Bさん「今日は月曜日ですね。」
Aさん「月曜日ですね。」
Cさん「言うまでもなく、収録日はそれよりも前なわけだけれども。」
Aさん「言うまでもないですね・・・。」
Bさん「でさ、今日が月曜日と言うことは、
ご存じ200万少年のバイブル・週刊少年ジャンプの発売日です。」
Aさん「200万少年のバイブルって表現は初めて聞いたんだけど。
て言うか今って発行部数200万部なの?」
Cさん「日本雑誌協会と言うところの調べによれば
直近3ヶ月の毎週発行部数平均は2,168,333部ですって。」
Aさん「へえ・・・。」
Bさん「ピーク時の1995年には650万部以上の発行部数を誇ってたわけだけど、
今やその 1/3 だからね。
凋落著しいと言うか。」
Aさん「いやでもそれはマンガ誌全般の部数減でしょ?
ジャンプだけが一人負けってわけではないよね?」
Bさん「まあ、そうだとは思うんだけど。
でも『男の子はとりあえず共通言語としてジャンプ』って時代でも
なくなって来てるんじゃないかとは思うよ。」
Aさん「うーん。なんとも・・・。」
Bさん「ま、とにかく今日は月曜日ですのでジャンプの日です。」
Aさん「はい。」
Bさん「しかし今週は、先週までとはあまりにも大きな断絶がある。」
Aさん「断絶・・・。」
Bさん「ご存じ『こち亀』が先週号で連載終了。
つまり今週からは『こち亀』が載っていないジャンプと言うことになるわけです。」
Cさん「40年もの長きの間、誌面を当たり前に彩っていたものが今週からはなくなる。
これはものすごい喪失よ。」
Aさん「それは・・・まあ、確かにそうですね。」
Bさん「よく言われるけど、『こち亀』ってセリフが多いじゃない。
つまりその分他の作品より印刷に多くのインクを使ってるってことになるよね。」
Aさん「いや・・・そうかも知れないけど微々たるレベルだろそれは?」
Bさん「けど、きっと、『こち亀』の載ってないジャンプは、
きっとその減ったインクの量以上に軽く感じると思うんだ。」
Aさん「えぇー・・・。」
Cさん「40年の重みを失ってしまったわけだからね。
重厚さが薄らいでしまったと言うか。」
Aさん「うーん・・・そうですかね・・・。」
Bさん「まあでもぼくらは
電子版で読んでるから
重さとか関係ないんだけど。」
Aさん「台無しだな!!!」
秋本先生お疲れ様でした。
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