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【揺花草子。】(日刊版:2016年)  作者: 篠木雪平
2016年9月
265/366

【揺花草子。】<その1699:日本語の難しさ。>

 【揺花草子。】<その1699:日本語の難しさ。>


 Bさん「ゲッツー崩しってあるじゃないですか。」

 Aさん「あぁ・・・野球の話?」

 Cさん「ランナー1塁の場面で打者が内野ゴロを打ってしまって、

     1塁ランナーがセカンドでフォースアウト。

     で、そのボールがファーストに送球されれば

     バッターランナーもアウトになっちゃってダブルプレーになってしまう。

     それを防ぐために、アウトだってハッキリ判るタイミングなのに

     敢えて2塁ベースにスライディングとかしてファーストへの送球を

     妨害しようと言うプレイよね。」

 Aさん「おぉ・・・なめらかな説明ですね・・・。」

 Bさん「メジャーリーグではこのゲッツー崩しでランナーと守備の選手が交錯して

     大ケガをしてしまったなんて事があって、

     このゲッツー崩しを禁止すべきなんじゃないかみたいな議論もあるみたいだね。」

 Aさん「だねぇ。

     クロスプレイの禁止って意味では今年の日本プロ野球で導入されて

     いろいろ物議をかもしているコリジョンルールなんてのもあるよね。」

 Bさん「まあ言っても別に今日は野球の話じゃない。」

 Aさん「じゃないのかよ!」

 Bさん「あのね、ゲッツー崩しって言うのは

     ゲッツーを崩すのを目的とするプレイって言う意味じゃない。」

 Aさん「え、うん、そうですね。」

 Bさん「古式ゆかしいビデオゲームの定番・『ブロック崩し』って言えば

     ブロックを崩すのがゲームの目的ですね。」

 Aさん「はぁ、そりゃもう。」


 Bさん「なのに『将棋崩し』は

     将棋の駒を崩した方が負けって言う理不尽さね。」

 Aさん「いやそんなん言われても!!」


 『将棋崩さず』なら良かった。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/09/21.html


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