【揺花草子。】<その1698:責任分界点。>
【揺花草子。】<その1698:責任分界点。>
Bさん「すっかり秋ムードですね。」
Aさん「ああ、うん。」
Cさん「阿部さんは最初から負け犬ムードだったわよね。」
Aさん「前触れなくディスって来るその姿勢は一体なんなんですか?」
Bさん「最近は天気も良くない日もあるし、
数日前の真夏を思わせる刺すような日射しはもはや遠くなりにけりって感じ。」
Aさん「うーん。
ぼくらの街の夏はホント短いねぇ。
梅雨がない分まだ北海道の方が夏を満喫できるんじゃないかと思うよ。」
Cさん「と、圧倒的インドア派の阿部さんが申しております。」
Aさん「なんなんですかもう!」
Bさん「ともかく秋めいて来ていると言う話。
朝晩はだいぶひんやりする日も増えたけど、
昼間なんかは街にはまだ夏の装いの白いブラウスのお嬢さんや
夏制服姿の JK が見受けられます。
良かったね阿部さん。」
Aさん「良かったねの意味が分かりません。」
Bさん「まあでもやっぱり、少し日が陰るともうぶっちゃけ寒い。」
Aさん「そこまでか?」
Bさん「煮えたぎる地獄の釜も一瞬で氷結させると囁かれる
超絶末端冷え性持ちのぼくとしてはね。」
Aさん「そこまでかよ!」
Cさん「俗にエターナルフォースブリザードと言うわ。」
Aさん「相手は死ぬやつだ!!」
Bさん「とにかく寒い。
こんな季節には温かい飲み物を飲んで心も体もぽかぽかしたいです。
阿部さんにもぽかぽかして欲しい。」
Aさん「なに波レイだよ。」
Bさん「でも自販機はまだこの時期は『つめた〜い』しかないじゃない。
『あたたか〜い』が入るのはもう少し先だよね。」
Aさん「まあ、そうだろうねえ。まだ9月だからね。」
Bさん「確かに今の時期から『あたたか〜い』って言うのはオーバースペックだとは思う。
温まるどころか汗ばんじゃう恐れも拭えないから。」
Aさん「ふむ・・・確かに。」
Bさん「そこでぼくは、こんな季節にぴったりの温度設定を思いついたよ。」
Aさん「いや・・・それ前も言ってなかった?
『ぬる〜い』だよね?」
Bさん「違う。」
Aさん「違うんだ? じゃあなに?」
Bさん「『ほどよ〜い』。」
Aさん「人によるわ!」
そこらへんは購入者側の持ち分と言うことで。
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