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【揺花草子。】(日刊版:2016年)  作者: 篠木雪平
2016年9月
261/366

【揺花草子。】<その1695:漢字で書くと『筑子』。>

 【揺花草子。】<その1695:漢字で書くと『筑子』。>


 Bさん「『こ〜きりこ〜のぉ〜ぉ〜た〜け〜はぁ〜し〜ち〜す〜ん〜ご〜ぶ〜じゃ〜〜〜』

     ってあるじゃないですか。」

 Aさん「えっ・・・いやめっちゃ解り辛い。

     ぼくは収録できみの喋ってるの目の前で聞いてるからいいけど、

     たぶんテキストだとめっちゃ解り辛い。」

 Cさん「そう言うメタ発言は感心しないわね。」

 Aさん「あなたがそれ言います!!?」

 Bさん「しょうがないなぁ。

     『こきりこの竹は七寸五分じゃ 長いは袖のかなかいじゃ』

     ってあるじゃないですか。」

 Aさん「あぁ・・・うん・・・。

     『こきりこ節』ね・・・。

     なんで今その話題って感じだけど・・・」

 Bさん「そりゃもちろんBSプレミアムで

     この前唯ちゃんとあずにゃんが歌ってたからだよ。」

 Aさん「いやそうだと思ったけどね!!」

 Cさん「あの『ででれこでん!』のくだりはホント面白いわよね。」

 Aさん「確かに面白いですけどね!」

 Bさん「ま、ともかく『こきりこ節』。

     世界遺産として知られる富山県の五箇山地方に伝わる民謡です。」

 Aさん「うん、そうですね。」

 Cさん「このこきりこって言うのは、中世の頃にあった放下と言う大道芸で

     使われていた道具なんですってよ。」

 Aさん「なるほど。

     それが長すぎると袖の邪魔になるって言う・・・。」

 Bさん「そうそう。

     『こきりこの竹は七寸五分じゃ 長いは袖のかなかいじゃ』

     の部分。

     この歌詞ね、ぼくずっと

     『七寸五分だと長すぎる』って意味だと思ってたの。」

 Aさん「あ・・・え、違うの?」

 Bさん「あのね、『じゃ』の部分の解釈を間違ってたんだよ。

     『こきりこの竹は七寸五分じゃあちょっとばかし長すぎるぜ康一くん』

     って言う意味じゃなかったの。」

 Aさん「なぜに露伴先生?」

 Cさん「この『じゃ』は言い切りの『じゃ』なのよ。」

 Aさん「言い切りの。」


 Bさん「『こきりこの竹は七寸五分で決まりなのじゃ!

      長すぎると袖の邪魔じゃし

      カタパルトの不調も直らんのじゃぞ筑摩!』

     って意味だったんだよ。」

 Aさん「なぜに利根姉さん!!?」


 まあ初春でもいいんですけど。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/09/17.html


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